芸能
どうなったら報われた判定なの?

山田裕貴、ファン困惑の意味深ツイートとは? 春ドラマでGP帯初主演との関連も

2023/03/27 16:06
仲宗根由紀子(エンタメライター)
Getty Imagesより

 人気俳優・山田裕貴が自身の公式Twitterに意味深な内容を投稿。「何かあった?」と困惑するファンが相次いでいる。

 3月20日に最終回を迎えた北川景子主演の月9『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)にメインでレギュラー出演していたほか、公開中の劇場アニメ『BLUE GIANT』では声優として主人公を演じるなど、ドラマや映画に引っ張りだこの山田。

 今春は連ドラを掛け持ちしており、4月5日スタートの井ノ原快彦主演ドラマ『特捜9』(テレビ朝日系)のキャストに名前があるほか、同21日からは主演ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)がスタート。同8日の大型特番『オールスター感謝祭’23春』(同)にも、後者の番宣で生出演するという。

 そんな中、山田は3月26日に「報われたい」とツイート。なんのことを示しているかは不明で、ファンから「裕貴くん、どうしたの? 何か報われてないと感じることがあるのかな?」と心配する声や、「大丈夫! なんか知らないけど、裕貴なら絶対報われる」といったエールが多数寄せられている。

 山田といえば、以前から自身のブログやSNS、メディアのインタビューなどで繰り返し「報われたい」と訴えてきた。

 例えば、2018年10月公開の主演映画『あの頃、君を追いかけた』の封切り前、ブログに「公開1ヶ月切って どんどんモヤモヤしてきました。映画は撮ってるときはめちゃくちゃ楽しい けど、『観てください、観てください』と言ってるときめちゃくちゃ苦しいのです」(原文ママ、以下同)と胸の内を吐露。

 さらに、同じエントリーで「お仕事で 結果こうなんだ そう自分は使われていくのかと いっちばん嫌なことが起きてる(笑) 笑えるくらい」と仕事の愚痴とも思える内容をつづっているほか、「あー俺たちは、俺は雑草なのだ」「何度踏まれても立ち上がれと言いますが 葉は傷ついていくばかりだ」「僕はこの世の中を嫌いになりそうです(笑)」「SNS辞めよかなーと思ったこともありました」「全部自分のせいなのです」などと不穏な言葉を連発し、やはり「報われてくれ」とつづっていた。

 一方、オーディション情報サイト『デビュー』に21年1月に掲載されたインタビューでは、先輩俳優・田中圭から「裕貴は、頭ひとつ抜けたと思うよ」と言われたというエピソードを明かしつつ、「ずっと、“報われたい”って言い続けて来たけど、2021年は報われるんじゃないかな?って。やっぱり、10年続けることが大事なんだなと思いました」とポジティブに発言。

 しかし、先月、ファッション誌「LEE」(集英社)の公式サイトに掲載されたインタビュー記事では、「 ’22年は何をしたか思い出せないほどなので、’23年は自分の演技に足りない、例えば“重み”を求めつつ、報われ感も味わいたい」と語っており、依然として“報われる”ことにこだわっている様子がうかがえる。

 ストイックとも、マイナス思考とも受け取れるこうした山田の発言だが、映画の公開前やドラマの開始前には、特にナーバスになりがちな様子。今回の『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』は、山田にとってゴールデン・プライム(GP)帯連ドラ初主演となることもあって、今まで以上の重圧を感じているのかもしれない。

 なお、「金曜ドラマ」枠で放送される同ドラマは、人気脚本家・金子ありさ氏による完全オリジナルのヒューマンエンターテインメント。

 赤楚衛二、上白石萌歌、松雪泰子といった主役級俳優が脇を固めているが、同枠はここ最近、全話平均視聴率で6~7%台(世帯/ビデオリサーチ調べ、関東地区)とイマイチな結果が続いているため、『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』はこれ以上ダウンできない状況ともいえそうだ。

 自身の葛藤を赤裸々に語り、ファンと共有するタイプの山田。本人は、ファンのみならず、多くの人に作品を見てもらうことにこだわっているようだが、果たして主演ドラマは“報われる”だろうか。

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/03/27 16:06
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