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ついに最終回

川口春奈『silent』第10話、目黒蓮演じる想に視聴者がイラ立つワケ――朝ドラ『舞い上がれ』舞&柏木との「対比」も話題

2022/12/19 08:00
仲宗根由紀子(エンタメライター)
「自己中な男」も魅力的に演じる目黒蓮(写真:サイゾーウーマン)

 川口春奈主演連続ドラマ『silent』(フジテレビ系)の第10話が12月15日に放送され、ネット上ではSnow Man・目黒蓮演じる佐倉想の態度が物議を醸しているようだ。

 同作は、昨年の「フジテレビヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞した生方美久氏が脚本を手掛ける完全オリジナルストーリー。主人公・青羽紬(川口)が、「若年発症型両側性感音難聴」を患った学生時代の恋人・想と8年ぶりに再会するという恋愛ドラマだ。

※本記事は『silent』第10話のネタバレを含みます。

 第10話では、逢瀬を重ねながらも一向に付き合おうとしない紬と想に、周囲の友人らが疑問を抱く。そんな中、紬が想と手をつないで歩こうとすると、想は「手話、しにくいから」と咄嗟に手を放してしまう。

 そんな想に対して「付き合ってください」と言えずにいる紬。そして、想はついに「好きになるほど、つらくなっていく」「自分が変わったことを思い知る」「(紬の)声が聞きたい。もう聞けないなら、また好きになんてならなきゃよかった」と、これまで抱えていた思いを紬に明かす……という切ない展開が描かれた。

 ネット上では、「途中から聞こえなくなった想にとって、紬の声が聞こえないことは本当につらいんだろうな」「楽しかった思い出があるだけに、2人が付き合うことのハードルは想像以上に高いんだろうね」と理解を示す声が相次いでいる。

 その一方で、「紬が自己中な男たちに振り回されてて、かわいそう」「自分勝手な男2人が、本当に面倒くさい」とイラ立つ視聴者も少なくないようだ。

「第4話で、戸川湊斗(鈴鹿央士)から一方的に別れを告げられた紬ですが、今度は想から個人的な理由で『好きになんてならなきゃよかった』と言われてしまった。紬が素直な性格なだけに、湊斗と想の繊細さが際立ち、多くの視聴者をイライラさせたようですね」(芸能記者)

 また、目黒が出演中の別のドラマと関連づけるコメントも見られる。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演する目黒は、福原遥演じるヒロイン・岩倉舞と一緒にパイロットを目指す柏木弘明役を演じているが……。

「15日放送の第54話では、柏木が『俺は岩倉が好きだ』と告白すると、舞も『私も柏木さんが好きです』と思いを伝え、交際をスタート。しかし、あまりにも唐突な展開だったことから、『舞はいつ好きになったの?』『好きになる描写も要素も見当たらない』と困惑する視聴者が続出。そのため、『silent』放送後には『柏木と舞が付き合ってて、想と紬が付き合ってないの、世界一意味わからんな』と、両極端な恋愛描写の対比が話題になりました」(同)

 次回の22日放送分で最終回を迎える『silent』。13日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、同ドラマを担当する村瀬健プロデューサーが「ハッピーエンドにしたい」と周囲に漏らしていたことを伝えているが、果たして……?



仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2022/12/19 08:00
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