コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第626回】

滝沢秀明氏、平野紫耀……ジャニーズ退社組をバッシング! 肝心なことは書かない女性週刊誌

2022/11/15 21:00
神林広恵(ライター)

 もちろんキンプリ分裂記事も同様だ。先週も薄かったが今週の内容もうっすい! ジュリー氏の名前がないばかりか、退所組3人を悪者にしようとする意図も紛紛だ。

 まずは「女性セブン」。脱退する3人が「海外進出」というワードを繰り返したことには“多くのファンが首をかしげた”。実際、周囲も後押ししていたが、問題はメンバーたちの“英語能力”だと指摘したのだ。

「海外で活躍するには日常会話程度の英語力は必須。メンバーも努力していました。でも多忙なこともあり、現状は厳しかった」(レコード会社関係者のコメント)

 英語もできないのに――そんな現実無視で“無理筋”な海外進出の急先鋒が平野紫耀だと匂わす一方、唯一現実路線でありファンファーストだと永瀬廉を持ち上げる。

「永瀬くんは国内に目を向けていたというのではなく、まずは目の前のファンに認めてもらい、日本でナンバーワンになったうえで、海外へ行きたいと考えていた。語学力など基礎もないまま夢を語るメンバーに“いまは目の前のことに集中しよう”と話すこともあった」

 さらにひどいのがそのあと。平野が家族思いだと紹介した上で、平野の弟が絡んだ“ブランド宣伝騒動”を持ち出し、独立やビジネスへの野心などが退社の原因だと指摘するのだ。そして残留組の高橋海人については、“脱退組を引き止めた”心優しい人物だと描かれる。まるでSMAP独立騒動の時のような退社組バッシングの構図だ。

 そして「女性自身」は、永瀬のラジオ番組での発言を紹介しつつ、「突然のメンバーの脱退に、ファンはもちろん永瀬さん自身も非常にショックを受けています」と、まるで永瀬が仲間はずれ、被害者、部外者のように描かれている。そして「ファンのそばにいさせてほしい」と涙ながらに語っていた永瀬は、その “苦悩”を関ジャニ∞の大倉忠義にしているという“人情”話を。あまりにうすーーい!!

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