コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第614回】

あびる優VS才賀紀左衛門、メディア代理戦争で「女性セブン」が「週刊文春」に負けそうな理由

2022/08/23 21:00
神林広恵(ライター)

 しかも、前夫で男性でもある才賀は、事実婚にあるパートナー女性が現在妊娠中(9カ月)と伝えられている。しかし、才賀がこれを責められている報道は見たことがない。もちろん「セブン」もスルー。なのに、なぜ女性であるあびるだけ批判されるのか。さらに、才賀は親権を失ったのに子どもをあびるに返してはいない。これは“違法”であり、もし欧米だったら“誘拐”に当たる可能性すらあるにもかかわらず、だ。

 そして「セブン」は都合の悪いことをスルーしたままだ。同誌8月11日号に掲載された“あびるの泥酔写真”だが、これは結婚前のものだと「週刊文春」が反論した。また虐待の証拠とされる写真が、裁判所から「証拠となるものでもない」と退けられていたことも「文春」で指摘されている。しかし「セブン」は「文春」の取材にも答えず、今回の記事でもまったく触れずに、あびるの出産を批判トーンで掲載した。やはりこの代理戦争、「セブン」の負けが濃厚だ。

 しかし“女性蔑視”を助長するのは、「セブン」のような女性週刊誌だけではない。今週の「女性自身」では、女性蔑視をする国会議員を糾弾するという素晴らしい記事を掲載している。そのターゲットは杉田水脈衆議院議員だ。

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