コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

『しゃべくり007』北斗晶は、“やりすぎ”な姑!? 長男プロポーズへの介入に思うこと

2022/06/16 21:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 こういう気配りを「優しい」と感じる人もいるのだろうが、ちょっと北斗が“やりすぎ”ではないだろうか。「そんな汚い格好でプロポーズされたらかわいそう」と北斗は言うが、門倉はファッションにこだわりがないのだから、「こんな格好でプロポーズされたら嫌だ」という気持ちにならないかもしれない。それに、どんな素敵な服でも「お姑さんの買ってきた服を着てプロポーズされたこと」を喜ばない女性だっているだろう。門倉にもっといい服を着てきてほしいと思うなら、健之助さんが直接、門倉に言えばいい話。健之助さんが北斗の気配りに甘えすぎというか、北斗が“やりすぎ”という印象を受けた。

 北斗が健之助さんと門倉に介入しやすいのは、やはり門倉が“後輩”だからではないだろうか。健之助さんは門倉と交際を始めるにあたり、門倉が所属する団体「Marvelous」のトップ・長与千種の許可を得ている。それだけ、プロレスの世界は縦社会で、先輩の言うことは“絶対”なのだろう。

 北斗のブログを見ると、門倉と頻繁に会っている様子がうかがい知れる。自分と同じ職業ということもあって、話しやすいだろうし、礼儀もしっかりしているから、北斗は楽しいかもしれないが、門倉にとっては、誘いを断りづらい、粗相の許されない大先輩であることも忘れてはならない。

 6月6日のブログでは、門倉と会ったものの、彼女の仕事が立て込んでいるということで30分しか時間がなく、すごい勢いで小籠包と数々の中華料理を食べていたと書かれている。そんなに時間がないのなら、また別の機会にゆっくり落ち着いて会えばいいのではないか。門倉のほうから「今度にしてください」とは言いにくいのだから、北斗に気遣いが求められるように思う。佐々木ファミリーを盛り上げたい、門倉と良好な関係を築きたいと思うのであれば、より一層気をつけるべきだろう。

 かつて北斗は、夫を罵倒する“鬼嫁”キャラで売っていたが、言葉こそ荒いものの、実は夫を思いやっている愛情深い姿がウケていたと思う。今後は、若夫婦に対して言いたいことを言うが、決して過干渉にならず、仲も良い――そんな新しい姑像を見せてほしいものだ。

最終更新:2022/06/16 21:00
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