コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

華原朋美と夫は“共依存”なのか? 練炭自殺ほのめかす夫に「私が看取ってあげる」……“修羅場”告白に見るいびつな夫婦関係

2022/05/19 21:00
仁科友里(ライター)

 華原の夫もまさに、死を理由に華原を茨城まで呼び出したわけで、「究極の依存」を体現したと言えるのではないか。またそんな夫に対し、華原は「そんなこと考えるんじゃない!」と叱った。これは「自殺なんかするな」という意味だと思われるが、夫が自身に迷惑をかけたことで、華原が夫より一段上の支配的な立場に立てたと見ることもできるだろう。

 華原に依存している夫が、華原をふりまわして依存を深め、華原もふりまわされるが、その分、華原が支配者になり、夫を思い通りにする。こういう行動が続くなら、「憎んでいるのに、離れられない」「相手を罵りながらも、一緒にいる」という共依存が常態化してしまうように思うのだ。

 夫は華原の所属事務所の社長であり、一世を風靡した華原は事務所の看板タレントだろうから、経営者としても手放したくはないだろう。こうなると、いろいろな利害がからまって、夫婦関係の問題を解決するのは難しいのではないか。

 幸い、時代は華原に味方している。今の芸能界では、夫と子どもがいて円満な家庭を築いているという良妻タレントよりも、多少波乱に満ちていた方が、テレビから声がかかる率が高いように思う。なので、華原の芸能人としての今後には何の心配もないだろう。ただ、自分自身のメンタルと体の健康、それに小さいお子さんのことだけは、しっかり守ってあげてほしいと思わずにいられない。

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

記事一覧

Twitter:@_nishinayuri

最終更新:2022/05/19 23:49
アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト