コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

ベッキーが今、「周りを幸せにしたい」と言ってはいけない2つの理由――“いい子発言”が気になるワケ

2021/12/23 21:00
仁科友里(ライター)

 ベッキーは12月10日、展覧会『BANKSY GENIUS OR VABDAL(バンクシー展 天才か反逆者か)』のプレス限定イベントに参加。自身も絵を描き、個展を開いた経験があるなどの実績が買われてのオファーかもしれない。イベント終了後、インタビューに応じたベッキーは、記者から「元気の原動力」について聞かれ、「周りの人を幸せにしたい」と答えていた。

 独身時代のベッキーは、ファンにサインをした後に、そのファンの幸せを祈って「念を込める」といろいろな番組で明かしているし、これは偽らざる本音だろう。でも、「今の」ベッキーは2つの理由で「周りを幸せにしたい」と言ってはいけないのではないかと思う。

 1つ目の理由は、アンチ・ベッキーでなくても、ベッキーの不倫を記憶している人が多いから。「周りを幸せにしたい」と“いい子発言”をすると、「自分は不倫をして、元妻を苦しめたのに?」と過去をもとにつっこみたくなる人は一定数いるだろう。

 不倫をしたからといって、いつまでも責められる社会はおかしいと思うが、不倫をしていたことは事実なわけで、そこを「なかったこと」にするのは難しい。なので、今は“いい子発言”は控えて、「みんなの喜ぶ顔が見たい」くらいにとどめておくほうが賢明ではないか。

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