コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

「手土産の達人」IKKOに、テレビスタッフの失礼な質問……“先入観”から生まれるマイナスイメージは、なかなか払拭できない?

2021/11/08 21:30
仁科友里(ライター)

 10月26日に行われた2人の会見では、天皇皇后両陛下、上皇后ご夫妻、秋篠宮両殿下に対する感謝やお礼の言葉はなく、「誹謗中傷」という言葉が繰り返された。しかし、何が誹謗中傷に当たるのかは明言されず、後味の悪さが残ったように思う。けれど、2人が結婚し、自分の気持ちを明らかにした以上、もう、そっとしておくべきではないか。間の悪いことに、小室圭さんがニューヨークの司法試験に不合格だったことが明らかになったが、法律助手として仕事をするわけだから、何も問題はないはずだ。

 現在、2人は渡米までの仮住まいとして、高級マンションに住んでいると報じられた。買い物は宮内庁職員が代行し、結婚しても2人に警備がついていることから、ネット上では「税金で贅沢している」「民間人なんだから、警備はいらない」といった書き込みが見られる。

 「結婚して一般人になったのに、厚遇されすぎ」ということだろうが、11月2日配信のウェブ版「女性自身」(光文社)によると、現在の天皇陛下の妹君・紀宮さま(黒田清子さん)が結婚したときも、最初のうちは宮内庁職員が買い物を代行し、警備もついていたそうだ。つまり、眞子さんがものすごく特別扱いされているというわけではないのだ。

 しかし、小室さんは本人の問題ではないものの、母親の金銭トラブルが解決していないことから、「カネに汚い」という先入観を世間から持たれてしまっている。そのため、眞子さんが歴代の内親王と同じ扱いを受けても、この先入観が先に立ち、「あの夫婦は税金で贅沢をしている」と受け止められてしまい、バッシングがやまなくなる悪循環に陥ってしまっているのではないか。

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