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関ジャニ∞からなにわ男子へ“世代交代”? 若手育成を急ぐジャニーズ事務所

2020/03/03 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 2011年から関ジャニ∞がCMキャラクターを務めてきた森永製菓のソフトキャンディー「ハイチュウ」だが、関西ジャニーズJr.のグループ・なにわ男子に交代するとの情報が出回り、一部の関ジャニ∞ファンは「仕事を奪われた」と不満を漏らしている。

 ハイチュウの公式Twitterは先月28日の7時28分、<3月5日情報解禁><ハイチュウを持つこの手は誰だ>といった文章と共に、ハイチュウを持つ7人の手の写真を公開。すぐさま、なにわ男子のファンから「見覚えのある手」だとの反応があると共に、投稿時間が「なにわ(728)」だと話題に。

 さらにネット上に販促物だと思われるなにわ男子バージョンのハイチュウのポスターが流出し、「なにわ男子確定」と見ているファンが多いようだ。

関ジャニ∞となにわ男子のセット売り
 なにわ男子はまだ「CDデビュー」こそしていないものの、昨年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)では、読売テレビのスペシャルサポーターを務めた。

 個人の活動も活発で、西畑大吾はNHKの朝ドラ『ごちそうさん』(2014年)、『あさが来た』(2016年)の他、木村拓哉の主演で話題になった特別ドラマ『教場』(2020年/フジテレビ系)にも出演。道枝駿佑も『俺のスカート、どこ行った?』(2019年/日本テレビ系)などのドラマに出演した他、ソフトバンクのCMにも登場している。

 関西ジャニーズの先輩である関ジャニ∞との“セット売り”もファンの間では話題になってきた。関ジャニ∞はユニバーサルスタジオジャパンのアンバサダーを務めているが、昨年クリスマスの特別テレビCMには、関ジャニ∞のメンバーと共に、なにわ男子もサポートとして登場。また、昨年の『NHK紅白歌合戦』に出演した関ジャニ∞のバッグダンサーもなにわ男子であった。

 こうした売り方から、関ジャニ∞ファンによるなにわ男子の“掛け持ち”や、関西ジャニーズの“世代交代”をジャニーズ事務所が狙っていることは明らかだ。

関ジャニ∞「解散危機」じゃなくても後進育成は必要
 なにわ男子のファンからは歓喜の声が上がっているが、一方で、関ジャニ∞のファンからは、「仕事を奪われた」「デビューもしていないのになぜ推されるの?」など、なにわ男子への世代交代に否定的な意見も目立つ。

 仕事の引継ぎやバーター出演が続くと、ファンの頭にはグループの活動“縮小化”や“解散”がよぎるのだろう。特に関ジャニ∞は、2018年いっぱいで渋谷すばる、昨年9月に錦戸亮が脱退し、解散危機と煽るメディアも少なくない。ファンにとって、事務所の意図的な世代交代は受け入れがたいものなのかもしれない。

 けれども、関ジャニ∞のメンバーも事務所に言われるがまま動くような男たちではないだろう。しぶしぶ世代交代を受け入れているわけではなく、関ジャニ∞メンバー自らの意思でなにわ男子の教育に力を入れているのではないか。実際、大倉忠義と横山裕は彼らのコンサートや舞台の構成・演出をプロデュースし熱を入れている。

 90〜00年代にかけて複数の人気グループが生まれ、ジャニーズ黄金期を築き上げてきた。だが若いグループを育てなければ先細りであることは自明。ベテランから若手への世代交代は自然なことであり、同時に、ベテラン勢に必ずしも解散や引退という道が待ち受けているわけでもない。

 ジャニーズ事務所には、ベテランとして堂々たる活動をしながらも、後進を育成するタレントが多いと言える。関ジャニ∞メンバーもそのことを十分に理解したうえで、自分たちが発展させた関西ジャニーズを、なにわ男子にも受け継がせようとしているのではないだろうか。

最終更新:2020/03/03 20:00
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