コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

みちょぱが唐田えりかを「怖い」と批判……「清楚系」と「ギャル系」を分断する世間に思うこと

2020/01/30 21:00
仁科友里(ライター)

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「ほんと清楚系って、マジ怖い」みちょぱ(池田美優)
『サンデー・ジャポン』(TBS系、1月26日)

 女優・杏の夫で俳優・東出昌大が、若手女優・唐田えりかと不倫関係にあり、それがバレたことで夫妻が別居していると「週刊文春」(文藝春秋)が報じた。

 芸能人の不倫は珍しくないが、登場人物3人が芸能人というケースは稀ではないだろうか。東出の不倫相手が一般人女性の場合、週刊誌も個人が特定できる情報には触れない。しかし、東出の相手である唐田は女優という身分のため、実名を報じられ、さらに今時SNSをやらない芸能人はほとんどいないので、そこから「こんなにヤバい女だ」という証拠を探されてしまう。「人の家庭を壊すオンナ」という先入観があると、情報は悪意的に解釈されがちである。「ひどいオンナ」と必要以上にバッシングされることは想像に難くない。

 また、当の唐田が怖いくらいの匂わせっぷりなのである。『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演した芸能ジャーナリスト・山田美保子氏によると、唐田は東出とのツーショットをプリントアウトして周囲に配ってみたり、東出にそっくりなイラストにキスをしている写真をインスタグラムにアップするなど、挑発的とも思える証拠を残している。

 同番組に出演していたモデル・みちょぱは、山田氏の解説を受けて「よくできんな」「奥さんを知っているわけじゃないですか。しかも、奥さんのお父さんも有名な方じゃないですか。度胸がマジすごい」と発言し、「ほんと清楚系って、マジ怖い」としめくくった。

 唐田が自分で「私は清楚系です」と名乗ることはしていないだろうが、色白、黒髪、ナチュラルメイクの唐田は、カテゴリとしては、確かに清楚系と言えるだろう。それに対し、みちょぱは、ギャルタレントとして活躍中。ギャル御用達雑誌「Popteen」(角川春樹事務所)の読者モデル出身であり、明るい髪色とカラコンというファッションは、まさに王道のギャル系なのではないか。ギャル系であるみちょぱが、清楚系の唐田の素行を批判したのは、世間が抱く「清楚系」と「ギャル系」の内面へのイメージは「間違っている」と暗に抗議したように感じた。

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