コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第482回】

ジャニーズタレントのプロデューサー化は異常? 事務所の“衰退”を示唆する「週刊女性」

2019/11/05 21:00
神林広恵
「週刊女性」11月19日号(主婦と生活社)

 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 自民党の三原じゅん子参院議員の「政権を握っているのは総理大臣だけ」発言が物議を呼んでいる。日本は今、独裁なんだな。

第482回(10/31〜11/5発売号より)
1位「Jプロデューサーが続出する4つの“衝撃”理由」(「週刊女性」11月19日号)
2位「宮迫博之&田村亮が選んだそれぞれの道!」(「週刊女性」11月19日号)
3位「なぜ彼女たちは炎上したのか 叩かれたオンナたち」(「週刊女性」11月19日号)
※「女性セブン」は合併号休み

 確かに、こんなにうじゃうじゃ出てくるのは異常だと思っていた。ジャニーズタレントたちによる、後輩ジャニーズプロデュース。滝沢秀明を筆頭に、KinKi Kids、嵐・松本潤、山下智久、関ジャニ∞・横山裕に大倉忠義、安田章大まで、舞台、企画、音楽など後輩のプロデュースを手がけ始めた。

 もちろんその任を一手に引き受けてきたカリスマ・ジャニー喜多川氏の逝去は大きい。だが、今週の「週刊女性」では、その理由について細かく考察している。

 まずジャニー氏亡き後、ジャニー氏から教えを受けたタレント自身が、それを後輩に継承するため。さらに事務所が世代交代し、また巨大化したので、タッキーひとりでは負担が多すぎるため。ここまでは、まあ普通の理由だ。だが、もうひとつの理由は、ジャニーズの“今後の衰退”を示唆していて興味深い。それが既存のタレントの知名度利用だ。

「現役のジャニーズがプロデュースするとなれば、名前を出しやすいですし、プロデュースしたタレントのファンが来ることも期待できます。例えば、松本(潤)さんがJr.の公演をプロデュースすれば、彼のファンが訪れる可能性が高い」(芸能ジャーナリスト・佐々木博之氏のコメント)

 いやはや、集客にかけては定評のあったジャニーズが、こんな“落ちぶれた”考えでタレントにプロデュースさせているとは。いや、事務所やタレントにそんな思惑がなかったとしても、芸能ジャーナリストにそう思わせてしまう、分析されてしまうところは相当にやばいと思う。

 さらにやばいのが、記事が指摘する「タレントのセカンドキャリア」説だ。

「将来アイドルであることに限界を感じたときも、プロデューサーというセカンドキャリアがあれば事務所を辞めず、裏方として第2の人生を歩めるかもしれない」

 やはり、こんなことを指摘されてしまうこと自体、これまで構築されたジャニーズアイドルの限界、崩壊が近づいてきている予兆か。

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