テレ朝、シリーズ物に頼りがち

『ドクターX』首位確定!? 関係者に聞いた、10月期ドラマ“ビリ争い”は福士蒼汰と新木優子?

2019/10/08 12:02
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『モトカレマニア』(フジテレビ系)公式サイトより

 今週から10月期の民放連続ドラマが放送を開始する。ゴールデンプライム帯では、7日にディーン・フジオカが主演を務める『シャーロック』(フジテレビ系)がスタートを切り、8日に阿部寛主演の『まだ結婚できない男』(同)、9日には水谷豊主演『相棒 season18』(テレビ朝日系)や、高畑充希主演『同期のサクラ』(日本テレビ系)というように、続々と初回放送を迎える予定だ。そこで、業界関係者に今期の“注目作品”を聞いてみた。

「“高視聴率候補”と言えるのは、17日から米倉涼子主演で始まる『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の第6シリーズでしょう。『私、失敗しないので』と豪語する主人公・大門未知子(米倉)の人気シリーズで、2017年10月期に放送された第5シリーズも全話平均視聴率20.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、同時期に放送された連ドラの中で唯一の“大台超え”を記録しました」(テレビ局関係者)

 同じテレビ朝日では、これまで放送されたシリーズの視聴率が全て2ケタ台を記録している『相棒』も好成績が見込めるものの、こちらは2クールで放送されるため、3カ月間での首位は『ドクターX』と見られている。

「むしろ今期は、『ドクターX』以外で、突出して高視聴率を記録しそうな作品はなさそうです。TBS系日曜劇場枠『グランメゾン東京』は木村拓哉主演だったり、『同期のサクラ』は、高畑主演で人気を博したドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の制作陣が手掛けていたりと、何かと手堅い作品が並んでおり、これらは20%超は厳しいものの、1ケタに低迷はしないだろうと予想できます。一方、大コケしそうな作品も特になさそうですが、強いて言えば、11日放送開始の『4分間のマリーゴールド』(TBS系)と、17日から始まる『モトカレマニア』(フジテレビ系)はビリ争い候補ではないでしょうか」(同)

 『4分間のマリーゴールド』は、「ビックコミックスピリッツ」(小学館)で連載されていた漫画家・キリエ氏原作のドラマ化で、主演は福士蒼汰。他人の手に触れることで、その人の“最期”が視えてしまう主人公・花巻みこと(福士)と、義姉・沙羅(菜々緒)の禁断のラブストーリーが描かれる。また『モトカレマニア』も、「Kiss」(講談社)で連載中の瀧波ユカリ氏による同名漫画をドラマ化。こちらは新木優子と高良健吾のダブル主演で、難波ユリカ(新木)が元カレ・斉藤真(高良)を引きずるあまり“暴走”する姿をコミカルに描いた作品だ。

「『4分間のマリーゴールド』の福士、そして『モトカレマニア』の新木と高良に、『主演には向いていない』という声が上がっているんです。福士については近年、主演映画の成績が振るわず“大コケ俳優”のイメージが定着しつつあるほか、18年2月『女性セブン』(小学館)に“インスタグラマー”との熱愛報道、今年3月にも同誌がダレノガレ明美との合コンを報じられ、ファン離れが加速しました。また、今回のドラマでは、みことの義弟・藍役に“今旬”の横浜流星が起用されていることから、『流星くんが主演なら良かったのに……』『福士とチェンジしてほしい』といった書き込みも少なくありません」(テレビ誌ライター)

 また、『モトカレマニア』に関しては、「新木は主演をできるほどの女優ではない」「高良は脇役の方が光るタイプ。ましてや“ラブコメの主演”って感じではない……」「新木と高良が主演って、ある意味斬新すぎる」などとネット上で言われている。

「一方、13日の放送開始前に注目度がアップしているのは『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』(日本テレビ系)です。賀来賢人演じる主人公の刑事・遊佐清春が、遺体となっていた女刑事・碓氷薫(広末涼子)の横で目を覚まし、記憶を失ったまま彼女を殺害した容疑者として追われる……というミステリー作品。しかし、今月4日、同ドラマに出演予定だった高橋ひかるが、体調不良のため年内の活動を休止することになり、佐久間由衣が代役を務めることが決定しました」(スポーツ紙記者)

 撮影期間内での降板という異例の事態に、現場の混乱が心配なところだが、むしろ結束し、士気を上げているという。

「同ドラマは、今年の1月期ドラマの視聴率トップに躍り出た、菅田将暉主演『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(同)の制作陣が再集結。『3年A組』の“半年後”が舞台という設定で物語が展開していき、細田善彦と篠井英介、栄信が同じ役柄で登場します。一部業界関係者の間では、『脚本が面白い』と評判のようですし、高橋の降板の件でも『ピンチをチャンスに変えよう』と、前向きな雰囲気が感じられるとか。高橋の代役を務めることになった佐久間にも、期待が寄せられています」(同)

 放送前よりさまざまな声が上がっているが、各ドラマの初回放送が楽しみだ。

最終更新:2019/10/08 12:02
モトカレマニア 01 瀧波ユカリ/著
日テレは、お得意の“Hulu誘導”でしょ!?
アクセスランキング