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[ジャニーズ・メディアの裏側]

テレビ局の「ジャニーズ忖度」実態――元SMAPめぐる「圧力報道」に制作現場の本音

2019/07/18 17:34
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
圧の強い表情でステージを見つめているけれど……

 公正取引委員会が、独占禁止法違反の疑いをめぐって、ジャニーズ事務所に「注意」を行っていたことが判明した。ジャニーズが、2017年に独立した元SMAP3人のテレビ出演を阻止すべく、局に“圧力”を掛けていたとする疑惑は、以前からメディア関係者のみならずファン、一般人にまで伝わっていたが、今回の調査では「独占禁止法に違反する事実は認められなかった」、つまりは、事実とする証拠が得られなかったということだ。

 そんな中、ジャニーズ事務所も公式サイトで「弊社がテレビ局に圧力などをかけた事実はなく、公正取引委員会からも独占禁止法違反行為があったとして行政処分や警告を受けたものでもありません」と、圧力を完全否定。しかし、ジャニーズサイドによる圧力めいた言動が「一切なかったとは、到底言えない状況があった」(テレビ朝日関係者)という。

「最初にこうした“圧力めいた言動”が話題になったのは、テレビ朝日とサイバーエージェントの共同出資で設立された『AbemaTV』で、3人が3日間ぶっ通しの生番組『72時間ホンネテレビ』を放送した時のこと。ジャニーズ関係者は、テレ朝幹部に対して『放送にGOサインを出した人間は誰だ』と、かなり強い抗議を行ったようです。そのため、テレ朝サイドは『Abemaのチームが勝手に放送した』ことにすべく、Abemaに出向させていた局の制作スタッフを、ほぼ全員“出戻り”させるという騒動もあったとか」(同)

 ジャニーズサイドは、この「Abema騒動」直後、各局の幹部スタッフに対して、こんな“因縁”を付けていたといった話も聞こえてくる。

「元嵐のマネジャーで、藤島ジュリー景子副社長の“腹心”であるXというジャニーズ幹部が、各局に『そちらの局は、3人を「〇〇〇」という番組で起用し、これくらいの時間放送していますね』などと、嫌味のような物言いをして回っていたそうです。決して『降ろせ』といった直接的な言い方ではないだけに、『圧力の証拠』とはならなかったのかもしれませんが、各局の上層部はこれ以降、ジャニーズサイドの意向を“忖度”してしまうようになったそうです」(別のキー局関係者)

 その後、各局で放送していた3人の番組は次々と終了。この状況について、制作現場からは次のような声も出ている。

「現場に圧力を掛けていたのは、ある意味、局の編成スタッフなどの『上層部』とも言えます。彼らがジャニーズサイドの意向を忖度して、結果的に『3人はなるべく取り上げない』という空気が、どの局にも蔓延してしまった。地方局にしても、ジャニーズから直接の圧力こそないものの、忖度にまみれたキー局幹部が『3人を放送することは極力控えるように』などと指示を出していましたから」(制作会社幹部)

 ジャニーズは公式サイト上で「今後は誤解を受けないように留意したいと思います」としているが、これで各局の上層部が“忖度”をやめるのかどうか、推移を見守っていきたい。

最終更新:2019/07/18 17:34
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