若い女性による性暴力は男性にとって「ご褒美」? ポルノと現実の区別を

小学6年生の男子児童にわいせつな行為をしたとして、22歳の女が今月22日、香川県高松西署に逮捕された。女は21日午後11時ごろ、高松市内にある自宅で福岡県に住む12歳の男子児童に対して、13歳未満と知りながらわいせつな行為をした疑い。女と男子児童は昨年、スマートフォンのオンラインゲームを通じて知り合ったという。

 13歳未満の児童への性的な行為は、暴行や脅迫を用いていなくても、また児童側の合意があったとしても強制性交罪が成立する。強制性交罪は非親告罪であり、容疑を認めた女が逮捕されるのは当然のことだ。ところが、22歳の女が加害者・12歳の男児が被害者となった今回の事件について、ネット上では不思議な反応が相次いでいる。「ご褒美」「羨ましすぎて発狂しそう」「リアルおねショタ」といった反応が飛び交い、「被害者いるのか?」「犯罪なのか」などというコメントまで。

 加害者と被害者の性別が逆ならばこうはならないだろう。男性にとって若い女性との性交渉は「ご褒美」という価値観があり、それは12歳の男児にとっても例外ではない、と受け止められているのだろうか。いずれにしろポルノと現実の区別がついていないようだ。

 成人漫画には、俗に「おねショタ」と呼ばれる、年上女性と男児のカップリングをテーマにしたジャンルが存在するが、現実世界で13歳未満の児童に性的な行為を働けばそれは性犯罪だ。児童側の合意の有無や性別は関係ない。

 たとえ児童側が大人に好意や恋愛感情を抱き、性的な行為に合意していたとしても、あるいは児童側から誘惑していたとしても、大人がその誘惑に乗ることは許されないのである。児童の誘惑に乗ることは、大人が児童の未熟な判断力を悪用したことになるのだ。

 昨年12月には、兵庫県尼崎市に住む26歳の女が、交際中の16歳の男子高校生を、未成年と知りながら自宅に連れ込んだとして、未成年者誘拐の疑いで同県尼崎南署に現行犯逮捕された。未成年の児童を保護者の承諾なく自宅に招き入れていたのなら、刑法225条未成年者誘拐罪にあたる。

 この事件が報じられた際にも、ネット上では女性教師と男子中学生の“禁断の愛”を描いた連続ドラマ『中学聖日記』(TBS系)を連想するとして、「リアル中学聖日記」という声が相次ぎ、「かわいそう」「交際しているのに逮捕? 誘拐ではないと思う」「真剣交際であっても逮捕されるのか」など、逮捕された女を同情・擁護する声が上がっていた。「男子高校生は自分の意志で女と交際しており、無理やり連れ込んだわけじゃないのに、なぜ?」という疑問の声も多かった。

 しかし、たとえ真剣交際だったとしても、男子高校生が保護者に無断で外泊し、保護者が警察に届け出れば、保護者の承諾なく自宅に招き入れた女が逮捕されることはおかしくはない。

 女性でも犯罪者や変態はいる。若い女性による性暴力を「ご褒美」などと許容して面白がることは、女性から男性への暴力を矮小化してしまい、被害者の苦悩を深めかねない。現実はポルノとは違う。

最終更新:2019/01/25 20:00

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