KinKi Kidsも今年で40歳! 長瀬智也、森田剛など若々しい40代ジャニーズたち

2019/01/01 20:00

KinKi Kidsの堂本光一が2019年1月1日、40歳の誕生日を迎えた。40歳といえば「不惑」、くたびれただの老けただのと揶揄されるようになる年齢だが、堂本光一の精力的な芸能活動は、そういった年齢につきまとう固定観念を吹き飛ばしてくれる。

 堂本光一が座長を務め、ダイナミックなアクションが見所のミュージカル「Endless SHOCK」(東京・帝国劇場)は2019年も公演が決まっている。「SHOCK」シリーズは、2000年の「MILLENNIUM SHOCK」から始まり、以来、毎年上演され続けてきた。今回千秋楽を迎えれば通算上演回数は1700回になる。

 その製作発表会が昨年11月21日に開かれ、堂本のほかライバル役の内博貴らが出席した。堂本は、演じる役の年齢設定が25~26であることに触れ「いかに若作りできるかが挑戦」とニヤリと笑いつつも、有名な“階段落ち”などのアクションについて「ここまで来ると自分の意地もある」「やれる限りやらせてもらいたい」と意欲を見せた。年齢に応じて肉体は変化していくが、臆することなくチャレンジする姿勢が素晴らしい。もちろんその裏に、日常的に積み重ねてきた鍛錬があるからこそだろう。

40代を迎えても若々しいジャニーズアイドルたち
 KinKi Kids といえば堂本剛も4月で40歳になる。10代の頃から人気アイドルとして活躍し、ドラマにも多く出演していたキンキのふたりが40歳を迎えるとは、感慨深いものがある。

 かつてと比べキンキとしての活動やテレビ出演は控えめになったものの、相も変わらず堂本光一は王子様のようなルックス、堂本剛は我が道をゆくオシャレを楽しんでいる。いわゆる「中年男性」「おじさん」の雰囲気は微塵も感じられない。

 それはキンキと同年代のジャニーズアイドルも同様だ。TOKIOの長瀬智也は2018年11月に40歳になった。V6の森田剛は2019年2月に40歳、同じくV6の三宅健は7月に40歳を迎えるが、彼らにもやはり「中年男性」「おじさん」という言葉は当てはまりそうにない。どの世代から見ても、「おにいさん」の域だ。

 三宅健が10代後半の頃から20年以上ルックスの変化がなくもはや「不老不死」レベルであることは有名。他方、長瀬智也と森田剛は年相応の渋みが付いてきているが「くたびれた」とは違う。むしろ10代・20代の頃よりも色気が増して、より自由で魅力的な大人の男性になったとさえ思える。

 ファッションやヘアスタイルも、よい意味で「若い」。もう還暦までこのままいけるのではないか。さらに上の世代のジャニーズアイドルたちを見ても、たとえば少年隊の東山紀之は現在52歳だが舞台で華麗なダンスを披露しており、V6の坂本昌行も現在47歳だがミュージカルで大活躍だ。

 これは男性アイドルに限らずだが、10代・20代の頃は大人の指示に従うしかなかったり、「こう見られたい」「こうしなければ」と頑ななところがあったりするものの、30代・40代になれば「ここは自由にやってOK」とバランスを調整できるようになっていく……という側面も多分にあるだろう

中年男性もオシャレを楽しめる時代
 男性のファッションの多様化に関していえば、アイドルや芸能界といった一部の世界に限ったことではない。ひと昔前に比べて中年男性は随分とオシャレになってきている。

 振り返れば90年代、中年男性がオシャレを楽しむという構図はあまり一般的ではなく、休日に家族サービスに勤しんだり学校行事に参加する父親たちのファッションは大概ポロシャツ×スラックスで、色合いも落ち着いたものが主流だった。Tシャツやデニムジーンズを着ているパパなんて滅多に見かけることはなく、デパートの紳士服売り場では地味な色のものばかりが取り扱われ、面白みのかけらもなかった。

 それが00年代、10年代に入ると、中年男性たちもオシャレを楽しむようになり、メンズファッションの売り場でも多彩なデザインや色合いのものが取り扱われ、性別や年齢に関係なく、自分の好きなファッションを楽しめる。それが似合わず「若作り」と揶揄されるケースもあろうが、選択肢が増えたということ自体は好ましい傾向だろう。年齢を重ねるのは自然なことであるが、年齢に縛られて好きなものを変えていく必要はないのだ。

最終更新:2019/01/01 20:00
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