コラム
【連載】モンペと呼ばないで! ~怒れるママたちの叫び~

なぜ娘は遠足に行けなくなったのか? 小学生ママが怒りに震える「縦割りいじめ」の実態

2018/11/20 13:00

 縦割り教育の中では、遠足やドッジボールや鬼ごっこというようなレクリエーションを一緒に行うこともある。小3になる香織さん(仮名)の娘は、縦割り活動がある日は、保健室登校になっている。

「うちの学校は、高学年は1学年2クラスあるのですが、娘の学年からは1学年1クラスしかないんです。縦割り活動では、全ての班に全学年の生徒が入るのですが、娘がいる班には小3の女の子が娘1人しかいないために、ほかの学年の子から仲間外れのような状況になっています。ドッジボールなどの時は、ずっと外野にさせられたり、遠足でもほかの子たちが仲良く食べている中で、娘だけ1人で食べているようなのです」と語る。

 縦割り教育では、高学年の担任の先生が中心となることが多いため、低学年の香織さんの娘までフォローができていないという。

「もともと友達でもない他学年の子と、無理をしてまで過ごす意味がわからないです。娘はレクリエーションがあると行きたがらないため、保健室で過ごしています。集団登校や掃除は、短時間なので我慢ができるようなのですが……。レクリエーションは縦割りではなく、仲の良い友達がいる同じクラスの子とではだめなのか、担任に相談しました。うまく馴染めていないのがうちの子だけなので、保健室登園という形で、しばらく対応することになったものの、排除されたみたいで納得できないです……」

 小学校は、幼稚園や保育園とは規模が違い、教員数にも限度があるため、全ての生徒たちへのフォローが難しい。また、学年による児童の成長具合も違うために、異学年間のトラブルは、その都度、対応しなければならないだろう。上級生にとっては、班長などの役割を経験することで、責任感などに目覚めることができる縦割り教育だが、子どもたちが暴走しないためにも、周りの先生や大人の存在が必要不可欠だと言えそうだ。
(池守りぜね)

最終更新:2018/11/20 13:23
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