コラム
「元極妻」芳子姐さんのつぶやき34

元極妻が「AI刑事」に物申す! 警察がハイテクを導入すれば逃亡犯は捕まる?

2018/09/09 16:00

 そもそもAIや監視カメラは犯罪捜査に役に立つのでしょうか。

 この原稿を書いている9月5日現在、富田林署の逃走犯の事件は解決のめどが立っていません。署内の接見室のアクリル板の不備やブザーの電源を切っていたこと、職員のスニーカーが盗みやすい状態になっていたこと、なぜか塀のそばに脚立があって乗り越えられるようになっていたことなど、「署の管理体制の不備は間違いない」と大阪府知事も会見で認めるほどお粗末です。

 さすがに「お尋ね者」ですから、逃亡中にレイプなどの犯罪はないとは思いますが、捕まるまでは不安な方も多いでしょうね。

 でも、逃走犯は富田林の件だけではないんですよ。たとえば群馬県警の警部補の件はどうなっているでしょうか。5月から事後強盗で指名手配されていますが、その後は報道すらされていません。群馬県内で商店に侵入して現金やビール券を盗み、捕まりそうになって地元の警察官を押し倒して逃げてそれっきり……という事件です。現職の警部補ですよ。心を病んでおられたのでしょうか。しかも指名手配されるまでに1週間くらいかかっています。

 こういう事件はAIに学習させたり、監視カメラを増やしても解決しないと思います。都市部でも死角は必ずありますし、森や山奥などに潜んでしまえば、まず映りません。機器のメンテナンスが大変なだけです。

 以前なら、町で弱い者に暴力をふるうヤカラや、アブナイ感じのおまわりさんに関する情報は地元の顔役が把握していたので、こうした事件が起こってもすぐに解決していたと思います。そんな顔役の存在感も薄い今となっては、確かにテクノロジーの駆使も重要ですが、その前に「犯人を警察署内で取り逃がさない工夫」とか、「強盗をしないおまわりさんの育成」とか、アナログ方面に力を注がれてはいかがでしょうか。

最終更新:2018/09/09 16:00
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