コラム
【連載】庶民派ブランドの落とし穴

フォーエバー21が抱える“3つの地雷”! 「2点目タダ」の激安商法が裏目に出たワケ

2018/09/06 20:30
フォーエバー21公式サイトより

 日本では、海外低価格ブランドは消費者から支持されやすいと思われていますが、一概にそうとも言い切れません。先日、H&Mの銀座店が閉店し、上陸当初の勢いを失っていることが伝えられましたが、こういうブランドは珍しくないのです。2000年代に上陸した海外低価格ブランドの中には、業績不振ですぐさま撤退したものもあります。

 例えば、2006年に上陸したイギリスのブランド「トップショップ」は、15年1月に全店撤退。よほど海外展開がヘタクソなのか、先日は中国本土で1店舗も開店しないままに撤退が決まりました。日本の撤退は、日本での運営会社の不手際とされているのですが、「現地法人を作らずフランチャイズ運営を現地企業に任せる」というトップショップのやり方は、世界では通用しないということでしょう。

 また、12年末に上陸したオールドネイビーも、17年1月に日本から撤退しています。アメリカ本国では好調なオールドネイビーですが、上陸が後発だったため、低価格に慣れてしまった日本の消費者にはほとんどインパクトを与えられず、上陸から4年ほどで撤退となってしまいました。

 このように、名の通った欧米ブランドでも、業績不振や現地組織の諸問題によって、日本から撤退することが珍しくありません。さすがに、店舗数が多いZARAやH&M、GAPがいきなり日本撤退することは考えにくいですが、もし次に日本を撤退する可能性があるとするなら、それはフォーエバー21ではないかと見ています。すでに昨年、日本1号店(09)である原宿店を閉店しており、上陸当初の勢いは3年くらい前からまったくなくなってしまいました。なぜ、日本国内において、フォーエバー21の存在感が薄らいだのかを、今回は見ていこうと思います。

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