カルチャー
子どもたちの奨学金を持って……

「本当に駆け落ちなのか?」元タレント女性、“大学生と失踪騒動”に夜逃げのプロの見解は?

2018/03/16 18:00

「私は、“駆け落ち”ではないと思いました。お子さんの奨学金や授業料などを持って……という点から、どちらかが金銭的なトラブルを抱えていたのではないかと思います。それをかばうために、2人で逃げた、と見えます。というのも、駆け落ちに、一番重要なものはお金なんです。当人たちにとって、駆け落ち後の生活は、かなり不安です。200万円程度のお金で、住まいは借りられるのか、生活費はどうなるのか。真剣に彼のことを愛しているがゆえに駆け落ちするのであれば、たった200万円では実行しないと思いますよ。世間から見たら、やはり駆け落ちに見えてしまうのでしょうが……」

 児玉氏は、駆け落ちをしたいという依頼者に対し、“お金”について話をするそうだ。駆け落ちする当人たちの今後の資金という以外に、“残される人たちに置いていくお金”も必要だという。

「駆け落ちすると、絶対に家族から捜索願が出されます。何らかの事件に巻き込まれたり、安否の確認ができない場合は、所轄の刑事が動くこともあります。ただ、本人たちは『あなたにどこまでもついていく』ということで頭がいっぱいになり、そういった事態に発展することを想像できなくなってしまうんです。我々は、『残された人たちに迷惑をかけてはいけないし、守ってあげなければいけない』『駆け落ちは、そういった覚悟がなければできません』『ただ、決して後ろを振り向いてもいけない』とお伝えし、お金を必ず置いてきてくださいとお伝えしています。駆け落ち資金として、“家族の財産をお金に換えてを持って行く”といったことは、我々は絶対に許しません。それがプロです」

 Tさんのケースでは、「お金を“持っていってしまった”がゆえに、このような大騒動になっているんです。お金を置いていけば、こうはならなかったのではないでしょうか」と児玉氏。 “持っていくお金”と“置いていくお金”を貯めるため、「問い合わせをいただいてから、1年後に駆け落ちをするお客様もいます」という。

 Tさんは、自宅にスマホを置いたまま出て行ったというが、その点に関して児玉氏は、「携帯の電波で探される可能性がある、捜索願が出れば、それを元に警察が追ってくると考えたのではないでしょうか」と指摘する。しかし、家族はそのスマホに残されたデータから、一緒に逃げた相手の目星をつけただけに、駆け落ちする人にとって“スマホを置いていく”ことには、見つかる可能性を高めてしまうようにも感じるが……。

「絶対にバレるとわかった上で、駆け落ちしたのでしょう。逃げるということは、“残された人たちが追ってくる”ことがわかっているから、逃げるんです。それをわかった上で、わからないようにする……それがプロである我々の仕事です」

 「安心して駆け落ちをできる状況を作ってからでないと、駆け落ちはできません」という児玉さんの言葉には、駆け落ちする当人たち、そして、残される人々、双方を思いやる気持ちが感じられる。ネットで大騒動になっているこの騒動、まだ全貌は見えず、今後の展開も計り知れないが、双方にとって納得できる決着はつくのだろうか。

最終更新:2018/03/16 18:00
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