コラム
「元極妻」芳子姐さんのつぶやき 17 

ヤクザの妻だって、ソープランドやスーパーでバイト――元極妻が考える「貧困」

2018/01/14 16:00
Photo by Dick Thomas Johnson from Flickr

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■有名な組の幹部の奥様がソープに!?

 読者の皆様、あけましておめでとうございます。お正月はゆったり過ごされましたでしょうか。

 年が明けてもヤクザ業界は相変わらず厳しいようです。でも、お正月にお電話で年始のごあいさつをした絢子姐さん(仮名)が「極貧」という言葉を使ったのには、ちょっと驚きました。割と有名な組の幹部さんの奥様なのですが、ご主人が亡くなられてから、やはりタイヘンなのだそうです。

「ソープでも行こうかと思ってるんです」
「ええっ! まあ私はムリだけど、姐さんはおきれいですからね」

 お世辞ではなく絢子姐さんはアラサーの美人さんなので、素直にそう言ったのですが、内心、ソープは冗談かなと思っていました。

「あのお……。私、マジなんですけどぉ」

 うーん。絢子姐さんは高校中退後にキャバクラに少しだけお勤めして、すぐに結婚して極妻になったそうですから、社会経験に乏しいはずです。ソープに限らず働くのは簡単じゃないでしょうね。

「ですかー。風俗も向き・不向きがありますけどね。とりあえず○○は採用率が高いそうですよ。ググってみてください」

 私は知っているソープランド業者の名を出しました。

「受けてみます!」

 張り切っていらっしゃったので、今ごろは「体験入店中」とかでお店のサイトに出ておられるかもしれません。

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