コラム
朝会潜入レポート

「美人○○アドバイザー」が狙う名声と男――朝活に集う“自分で肩書をつけるオンナ”とは?

2017/11/19 18:30

 では実際に、朝会に集う肩書女子は、一体どんな人物なのだろうか。筆者の見たところ、自分が広告塔となり、SNSなどで顔出しをしているタイプと、野心に燃えた起業家タイプが二大勢力。服装からして特徴的で、前者は「愛されOL系」ファッションが多く、トップスは白や薄ピンクのような顔写りの良い色合いを選びがち。ボトムはフレアスカートにローヒールのパンプスが定番だ。後者は反対に、大柄の花柄や幾何学模様柄のノースリーブワンピに、カーディガンという組み合わせが目につく。ワンピに使われている色がラッキーカラーというケースも多く、その場合は、もれなくスマホケースやネイル、名刺入れなども同じ色で統一しているのですぐわかる。

 どのような肩書を自らにつけているのかといえば、相手の生活やスタイルを変化させるコンサル業のタイプが多い。なかでもよく見かけるのが「ライフスタイル」や「ライフ」という言葉を使った肩書。「ライフスタイルアドバイザー」「ライフスタイルコンサルタント」「ライフオーガナイザー」という「ライフスタイル」プラス「○○」というのがよく見かけるパターン。業務内容は、「ライフスタイルを提案」というざっくりとしたテーマで、家具の提案に始まり、人生そのもののキャリアプランの相談に応じたりと、枚挙にいとまがない。このタイプは話し方も、「私の場合は」と自分の話題に持っていきがちで、それぞれに持ち時間のあるスピーチに割り込んで話し出すなど、周りがいらいらしている場面を見かけたことも。ある起業家向けの朝会では、最終的な目標が「本を出版すること」と語る者もいて、「ユーチューバー的な一獲千金の成功を夢見ている」一面も垣間見えていた。

■「美人」肩書系の特徴

 ルックスに自信があるタイプの女性で多いのが「美人」がつく肩書。「美人計画アドバイザー」「〇〇美人アドバイザー」など、生活環境や、食生活を改ざんすることで、もっと美人になれるというのが売りである。発言がとにかくポジティブで、SNSの自己紹介に「口角を上げてスマイル!」「みんなの役に立ちたい」というようなコメントが並び、朝会でもネガティブな発言をする人に対して「大丈夫! 頑張っている人は報われるよ」と、やや上から目線の発言を繰り出したりする。SNSの更新や自撮りが好きなタイプも多く、SNS用に自撮りライトも持ち歩く人も。正直、目立ちたがり屋の女子に見えてしまうのだが、発言権が順番に回るような読書会では、相手の方に体を向け「聞いていますよ」アピールをしていて、他人に好印象を与えることも意識しているように見える(身なりなどの女子力が高いからかもしれないが)。

 そんな彼女たちを見ていて気づいたのが、「ライフスタイル」系も「美人」系も、どちらも、資格がいらず、どこかにニーズがありそうな肩書をつけているところ。もしかしたら、朝会という実生活とは違う場所で自ら付けた肩書を名乗ることで、自信を付けているのかもしれない。

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