再婚したけど、閉経後に性欲がパタっとなくなってしまった――のぞみさん・51歳

フリーランスの作曲家であるのぞみさん(51)は、9年前に最初の結婚生活を解消したバツイチ。現在は都内マンションに4つ年下の事実婚の夫と、高校2年生の娘と共に住んでいる。とても50代に見えないぐらい若々しく、イキイキした表情が印象的なのぞみさんだが、実は最初の結婚生活は相当な泥沼だったのだという。「あの頃には絶対に戻りたくない」と話す彼女の最初の結婚とは――。

◎元夫の借金額を知った入籍当日、お腹には長女が……

――元夫さんとの結婚生活では苦労されたということですが。

「借金があったんです、元夫に。結婚後は私も必死でそれを返していて。ようやく全額返済した頃にはもう完全に心が離れていました」

――借金は結婚後に作られたものですか?

「結婚前です。交際当時から『俺、借金があるんだよね』と悪びれることなく話していたから、私も知ってはいたんです。でも聞かされたところで、結婚なんて考えてもなかったから。別に私には関係ないし、って思ってたんですよね」

――でも、結婚されたと。

「子供ができたんです。借金の具体的な金額と、それが全然減っていないことを聞かされたのは入籍する直前のことでした。『え、ちょっと待って』と思ったけど、子供は絶対に産みたかったし……なんとかなる! と入籍したんです」

――じゃあ、結婚した当初も甘い新婚生活というわけでは……。

「そんなの無縁(笑)。一緒に住み始めた日からもう節約生活のスタート。といっても、一方的に私がね。電気なんて消しまくってました」

――そういうのぞみさんを元夫さんは頼もしく見てたんでしょうか。

「いいえ。電気消すと『暗い』って機嫌が悪くなる。ほかの節約にも『そこまでしなくってもいいじゃん』と文句たらたらで。言われるたびに『誰の借金のためだよ』って心の中で思ってましたね」

――元夫さんは、生活費はきちんと入れていたんですか?

「結婚した日から、財布は全部私が預かってましたから。夫の収入から生活費、そして借金の返済とやりくりをして。私の収入も借金返済にあてました」

――借金はどれぐらいあったんでしょう?

「消費者金融5社ぐらいから借りてたんですよ。金額は具体的には言えませんが、まぁ数百万円ということにしてください」

――5社から! なんのための借金だったんでしょうね。

「最初は車を買ったみたい。それをリボルビング払いにして。毎月一定の金額を引き落とされるでしょ? そうすると手持ちのお金がなくなるから、その分を消費者金融で借りるというパターン。いつのまにか返済金額がどんどん膨らんでいったと」

――それはすごく怖い話ですけど、一方でよくある話でもありますよね。

「『上限までいってないから、まだ借りられる』という思考になってくるみたい。『毎月ちゃんと返してさえいればブラックリストには名前が載らないから、まだまだ借りられる』とも話してましたね」

――あ~それは……借金する人の典型的な言い訳!

「そう! 月々決められた金額を返してはいたんですけど、毎月5000円入れるだけじゃ借金は減らないんですよ。私は借金したことなかったけど、彼のためにいろいろ調べて。一度まとめて払ってみようと、結婚前に貯めた私の貯金を切り崩して50万円まとめて支払いました。それだけの金額を入れると、借金が一気に減って。この方法だなと思ったんで、まず貯金するために、元夫に会社が終わってからバイトに行かせるように」

――そこは素直に行ったわけですか?

「俺がなんでこんなこと、ってキレてました」

――いやいやいや、あなたの借金だよ、って言いたいですね~。

「ほんとに! それでもバイトに行かせて、とにかくお金を貯めてまとめて返済するようにしたんです。そうしたら5年でなんとか完済できました」

 ようやく完済した借金――。だが借金を返済し終わると同時に、のぞみさんは元夫への愛情が完全になくなっていることに気づく。何年も続くセックスレス、そして喧嘩の絶えない日々。元夫は感情が高ぶると大声で怒鳴ることが多く、寝ていた子供が起きだして父母の喧嘩を見て泣いてしまうことも度々あったそうだ。子供への悪影響を感じたのぞみさんは離婚を決意、夫に申し出る。元夫も気持ちのすれ違いを感じていたのか、離婚にはすんなり応じたのだが……。

◎SNSで再会。若い頃の元カレが頼もしい男になって現れた

――元夫さんに慰謝料は請求されたんですか?

「まさか! 離婚の際は私が逆に払いましたよ、いろいろ」

――のぞみさん側がお金を?

「彼の引っ越し代金とか、新居で使う家電とか。ひとり暮らしでこんな大きなテレビいらないじゃん! って言いたくなるサイズのテレビ買ってましたけど、私のお金で。離婚してくれるなら、もうなんでもよかった。はいはいはい、って言いなりでしたよ。養育費ももらっていません。どうせきちんと支払うわけないし」

――離婚後は、お子さんと元夫さんは会ってます?

「定期的に会わせてます。元夫も子供も両方が会いたいと言うので」

――じゃあ、のぞみさんがいまは事実婚状態であることもご存知なんですね。

「私からは話していませんが、子供がきっと悪気なく喋っちゃっていると思います」

――現在一緒に住んでいる事実婚の夫さん、彼と呼ばせていただきますね。彼と知り合ったきっかけを教えてください。

「元カレなんですよ。当時、私が20代で彼はまだ10代。その年頃の4歳差って大きいでしょ? たぶんすごく頼りなく見えちゃった気が……それでなんとなく別れた感じかな」

――彼が10代後半の頃から会ってなくって、再会したときは40代。ギャップありそうですね。

「それはもちろん(笑)。再会した日は40代のおやじになって登場したから。『あぁおやじになったね~』とは思いましたけど。でも頼もしさは感じたかな、大人の男だなって」

――長い年月音沙汰なかったのに、なぜ再会することに?

「SNSですね。それも懐かしのmixi(笑)。ある日、私のお誕生日に向こうから突然書き込みがあって、懐かしいなと。そこからダイレクトメッセージでやりとりするようになりました。向こうも結婚していて、夫婦仲が悪かったんです。それで私も気を許して、自分の夫婦仲の相談をするようになりました」

――やりとりしているうちに、すぐに会うようになったんでしょうか。

「いいえ、あ、私たち断じて不倫ではありませんよ(笑)。SNSでメッセージのやり取りを何度かしているうちに、彼の離婚話が進んでいったんです。それを聞いて私も『離婚っていう選択もあるんだ』と思い始めたのは事実ですけど。同じ立場の古い友達がいるっていうのは、どこか心強いものがあったかもしれないですね」

――じゃあ実際に再会したのはお互いの離婚後?

「ええ。彼は地方に住んでいたので、最初は私が会いに行きました。若い頃とはいえ1年ほどつきあってましたから、時間が経っても違和感はなくすぐにお互い馴染んで……。行ったり来たりを続けているうちに、彼が会社に異動願いを出して東京に引っ越してきたんです」

――すぐに同棲をスタートされたんでしょうか。

「いいえ。子供がいるし、そこは慎重でした。子供には両親の離婚ということで大きなストレスを与えてしまったので、すぐに新しい男の人と住んでまた子供にストレスを与えるようなことは絶対にしたくなかったんです」

――しばらく彼は1人暮らしだったわけですね。

「そうです。娘も一緒にご飯を食べたり、行楽地に遊びに行ったりして、段々馴れていったので4年前から一緒に住みはじめました。籍については、私も彼も前の結婚で懲りてるので(笑)、籍はもうどっちでもよくない? っていう考えです、お互いが」

――娘さんは<お父さん>と呼んでるんですか?

「いえ、私が彼をあだ名で呼んでいるので、娘もそれに倣ってます。彼も『今日からパパだよ~』とか言っちゃうタイプではないので。娘には彼をお父さんと思えとか、そんな無理を押しつける気持ちはまったくないです。彼の意思を確認したわけではないですけれど、同じ気持ちでいてくれたみたい。子供には無理をさせない。家庭内においてストレスを与えたくないって。お父さんじゃないから、お父さんと呼ばなくっていいんです」

◎47歳で子宮筋腫を切除、その後更年期症状に悩まされるように――

元カレとの同棲をスタートさせたのぞみさん。ちょうどその頃から、体調の変化に悩まされはじめたという。もともと若い頃から生理が重い体質だったが、46歳頃から経血の量が異常に多くなり常に貧血状態に。量が多すぎて外出もままならくなり、ついに自宅トイレで貧血を起こして気を失うという事態に襲われた。このままではいけないと婦人科で検査を行うと子宮筋腫が見つかった。

――子宮筋腫はいくつぐらいあったんですか?

「1個で4センチ。筋腫のせいで出血量が多くなってると言われたんです。それで、まずはピルを飲んで経血量をコントロールすることに。貧血を治すために鉄剤も飲み始めました」

――それで完治したんでしょうか。

「いいえ。経血に変化はなく、やはり取り除くしかないと。47歳のときに手術を受けました。手術2ヵ月前からピルを止めたら、その2ヵ月間一度も生理がこなかったんです」

――手術後はどうだったんでしょう?

「先生からは『これで生理も穏やかになりますから』と説明を受けていたんですけど、術後もやっぱり生理がこなくって」

――それまで女性ホルモンの値を測られたことはありましたか。

「46歳頃から検診にいくたびに測っていたんですけど、手術直前も女性ホルモンの値に更年期の症状は見られませんでした。だからまさか自分が47歳で突然閉経するなんて考えてもなくって」

――閉経年齢も閉経の経緯も本当に人それぞれですから。1~2年ほど生理が乱れてから閉経する人もいれば、ある日突然生理が止まりそこから二度とこなくなる人もいる。のぞみさんの場合、最後にホルモン値を測ったあとに、急にガクっと数値が下がり閉経を迎えていたのかもしれませんね。

「それで、手術後に生理がこないのと同時に、突然更年期の症状が現れ始めたんです」

――どういった症状ですか?

「ある日、朝起きたら体が強張って動かなくなった。2、3日前から、ちょっと体が痛いなと思っていて。筋肉痛みたいな感じ。運動もしていないのに、おかしいなって思ってたら、数日後の朝に異変が」

――この連載で過去にインタビューした方でも、体の強張りを訴える方がいました。リウマチになったのかって思いませんでした?

「まさにそれ! リウマチかなと思いながらも……子宮筋腫の手術が関係してるのかもと、とりあえず婦人科に行ったんですよ。『体の強張りあるんですけど、これって更年期ですか』って訊いてみたら、『更年期で体の強張りの症状ありませんよ、そんなの聞いたことない』って言われたんです。さらには『更年期を疑われてるなら、汗とか出ませんか?』って質問されて。ないと返事したら『じゃあ更年期じゃないです』と」

――お話を聞いて愕然とする思いです。体の強張りは更年期でよく聞く症状なのに……婦人科の看板を掲げながら更年期については知識のないお医者様っていらっしゃいますからね、悲しいことに。

「信じられずに3つの病院に行ったんですけど、どこも強張りなんて一般的な症状じゃないから違うだろうと。段々と寝返を打つのもつらくなるぐらいに酷くなっていき、また違う病院に行ってリウマチの検査をするついでに、ホルモン値も測ってもらって。そこでホルモン値がもう閉経間近だと言われ『でも年齢的にもう仕方ないですよ』という言葉で片付けられ、治療の提案などは一切ありませんでした」

――出ました!「年齢的に仕方ない」発言! 私も同じようなこと言われたことあります。でもこっちとしては「更年期なのはとっくに受け入れてるよ! だからなんかちょっとでも楽になる方法教えてくれよ!」って気持ちですよね。

「ほんとに。私もともとは体が柔らかいのに前屈さえもできなくなって……どんどん苦しなり、どうしたものかとネットで検索したり、更年期について書かれた本を探して読んだり。そうこうするうちに、ホルモン補充療法というものがあるということを知ったんです。それでまた大きな総合病院に行って、『ホルモン補充療法をやりたいんです』と」

――自ら申し出たわけなんですね、行動的!

「ええ、お医者さんが教えてくれないならもう自分から(笑)。そしたら『ホルモン補充療法は最初はマメに病院に通う必要があるから、ここじゃ待ち時間が長くて大変だし、近所のクリニックのほうがいですよ』と。家に近いクリニックを教えてもらいました」

――お医者さんによっては、婦人科といえど、HRT(ホルモン補充療法)に積極的じゃないところもありますからね。

「そうみたいですね。教えてもらったクリニックは女医さんでHRTに積極的な方でした。すぐに治療を始めることになり、そこからは月に1度病院通い。基礎体温を測り、体調の変化を日々専用の手帳につけたり、HRTって面倒だなと思いながらも続けました」

――はい、HRTはけっこう作業が多い(笑)。それで体の痛みは?

「エストラーナテープ(女性ホルモンを補充する貼り薬)を貼ってすぐに体の痛みがなくなったんですよ! 嬉しかった~」

――いまも続けられているんですか?

「いまは止めています。HRTで症状がなくなるのは嬉しかったんですけど、むくみがひどくなって」

――わかります。私もHRTを始めて3カ月ですが、黄体ホルモンの錠剤を飲む時期になるとむくみますから。もともと生理前は2キロ程度太る体質なんですが、HRT始めてから足のむくみがプラスされて。自分の感覚では足が倍に膨れているイメージです。

「それでどうされたんですか?」

――かかりつけのお医者さんに相談したんですよ。先生は、一度ホルモンを減らす方向で試してみようと。エストラーナテープを小さいサイズに変えて、黄体ホルモンも一日半粒に変更します、来月から。やっぱり個人の体質がありますから、治療しながら一番しっくりくる方法を探していくのがいいみたいです。

「そうやって個人の体質や体調に合わせてくれるスタイルっていいですね。うちのクリニックは積極的ではあったけど、先生がちょっとフレンドリーに話しにくい人で。通り一遍のやり方しか教えてくれない。それでも2年弱やってたんですけど、その頃からコレステロール値が上がっちゃって。乳がん検診に行った際に、別のお医者さまに相談してみたら『一度やめてみたら?』って言われたので、強張りも治まってたし止めることに」

――止めてみてどうですか?

「1年経ちましたけど、むくみは治まりましたし、強張りも出ていません。ただね、性欲に変化が……」

――性欲なくなっちゃったんですか!? そもそも今の彼とのセックスの頻度はどれぐらいでしょう。

「つきあい始めの頃は週一ぐらいで頑張ってたんです。更年期前は性欲がすごく強くなった時期があったのに、最近はまったく感じないんですよね。HRTをしているときには、まだムラムラはあったんですけど(笑)。やめたら、もうピタっと」

――HRT終了と共に性欲がピタっとなくなった?

「ええ。それに濡れにくくなりました。濡れてもすぐに乾くんです。性欲もないうえに、乾いてることで時々性交痛も起きるように。最近はセックスから遠ざかってしまって」

――彼はまだ40代ですし、性欲あるんじゃないですか?

「そんなに肉食系ではないけど、たまにセックスしたいムードを出してくることがあります。でもそこは上手にお断りします。にこやかな笑顔で『私いまそういう気分じゃないの。そんなときにエッチしてもいいことないからさ~。私がやりたい気分のときにしたほうがきっといいことあるからさ~』とか言って」

――のぞみさん、おもしろい! それで彼はOKする?

「無理強いはしない人なんで助かってます。ほら、若い頃だとあんまり気が乗らなくても、始めちゃえばちゃんと気持ちよくなれるじゃないですか? そういうのが閉経してからは一切なくなりました。痛いものは痛い。乾いているものは乾いたまま。それがわかってるから、無理してまでセックスしようとは思えなくて」

――潤滑ゼリーとか使ってみようと思われますか?

「よくね、彼とエッチの後とかに『あと何年こういうことできるかな?』って話したりするんです。で私が『数年かな~』っていうと、彼は必ず『違うよ、ずっとでしょ?』ってムキになって言ってくる。だからふたりで楽しい老後を過ごすためにも、ゼリーも使ってみようと思ってます」

――彼、可愛いですね♥

「そうなの、可愛いの年下って(笑)。そう言われると、私も頑張らないとなって。だからゼリーを使うのも抵抗ないですし、彼にも使おうと普通に話せます。うちは話せるけど、全部のご家庭がそうではないんでしょうね。痛いのにセックスしないといけないってつらいんだろうな……」

――セックスは、お互いが気持ちよくなってこそ! のはずなんですけどね~。のぞみさんのセックスライフはまだまだ続きそうですね。

「実はね、お友達からHRTは粘膜の乾きに効果があると聞いて。調べてみると、性交痛の解消にも効果があるみたいなんですね」

――はい。一般的に更年期世代になるとエストロゲンが不足することで、目や口、性器が渇きがちになりますが、HRTで補うことができるとされています。

「性交痛が解消されるなら、もう一度HRTをリスタートしてみようかなぁといま考えているところなんです。今度はフレンドリーに何でも話せる先生にお願いしたいとは思ってますけど。彼にも相談してみたら『体調的に無理なく続けられるんなら、やってみたら?』と。『夜の営みは大切なものだしね』とも言ってました。やっぱり向こうも思うところあったんでしょうね(笑)」

――たしかに(笑)。でもセックスについて、ふたりの間でちゃんと話し合える関係性ってとても素敵だと思います。HRTを再開されてセックスライフに変化が出たらまたぜひお話し聞かせてくださいね! ありがとうございました。

◎~取材を終えて~
 典型的なドクターショッピングを繰り返し、納得のいかない答えの連続でも諦めることなく自分で情報収集をしたのぞみさん。取材終わりには「あの頃にこの連載があったなら、知識になってきっと心強かったと思います」と話してくれた。筆者も連載を始めたことをきっかけにして更年期と女性の体について勉強を始め、いまでは連載スタートよりかなり知識も増えたし、実際とある病院で「知識があってよかった」と実感するような体験もあった(これについてはまた別の機会に書きたいと思う)。たったひとつしかない自分の体。守るためにはある程度の学びは必須なのかもしれないと痛感している。

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ジャニーさん お誕生日おめでとうございます
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