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「G-Shockしかつけない」はやっぱりウソだったのね……

50セント、5年で返すと約束した25億円を、まさかの手法で半年で返済!

2017/02/09 19:15

 楽曲の著作権収入で年間約35万ドル(約3,900万円)を得て、スポーツブランド「Reebok」との共同事業、自身が経営するクロージングラインなどの副収入が年間400万ドル(約4億4,000万円)あるとされている50セントだが、この半年で負債額を返せるほどは稼いでいない。一体、どこからそんな金を入手したのか? 実は彼、かつての弁護士たちを訴え、昨年12月に大金をせしめていたのだ。これはヘッドホン訴訟の時に雇った弁護士たちを、敗訴したのはきちんと仕事をしなかったからだと「弁護過誤」で訴えていたのだ。その和解金として1450万ドル(約16億円)を手に入れたのである。

 「Billboard」によると、50セントはこの訴訟で得たうちの1365万ドル(約15億3,000万円)と自分の資産870万ドル(約9億7,000万円)を債務者に対する支払いに充て、全ての支払いを完了させたとのこと。おそらく最初から、これを狙って「連邦破産法第11条の適用」を申請したのだろう。気持ちに余裕があったからこそ、自己破産後も毎月2,800ドル(約31万円)で専属トレーナーを雇ったり、ワークアウトに3,000ドル(約33万円)を費やしたり、相も変わらずSNSに札束を抱える成り金根性丸出しの写真を投稿していたに違いない。

 ここ数年、50セントはテレビドラマの製作総指揮者としても才能を発揮しており、米ケーブルテレビ「Starz」で放送中の『POWER/パワー』は記録的な大ヒットとなっている。また、俳優としての評価も高く、ジェラルド・バトラーの主演が決定している注目の新作アクション映画『スノー・ポニーズ』への出演も発表されている。これほどまでに幅広い分野で成功を収めたギャングスタ・ラッパーは少なく、アメリカン・サクセスストーリーのお手本みたいな人物なのだ。

 しかし、50セントは生粋のトラブルメーカー。歌手クリス・ブラウンとラッパーのソウルジャ・ボーイのビーフにも、まったく関係ないのにSNSであおるような文言を投稿し、大はしゃぎしていた。そんな嫌みな性格なので、ビーフしている相手は数知れず。自分の長男とまで「フ○ック・ユー!」「お前のお袋はクレイジーなビッチだ!」「テメエのこと撃ち殺してやる!」と本気でケンカをしており、「息子とビーフしているなんて……」とファンもドン引き。そんな性格だから、今後も裁判沙汰は減らないだろう。

 今年に入り、セックス動画裁判を担当した弁護士事務所に対しても、弁護過誤だと3,200万ドル(約36億円)の支払いを求める裁判を起こした50セント。こちらも億円単位の和解金を得るだろうとみられている。

最終更新:2017/02/09 19:15
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