コラム
角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第94回

保育園や私立小の行事で、子どもの前に積極的に出たがるパパが多いワケ

2015/08/15 16:00

 流しそうめん、カキ氷、ゲーム、すいか割り、ドラえもん音頭……どれも盛り上がりました。特に流しそうめんへの食いつきがよく、ドラえもん音頭が始まっても食べ続けている子どもがいたりと、お祭りらしい感じでよかったなと思いますね。すいか割りは、園児と学童の子が終わっても、完全には割れなかったので、保護者の中から希望者にやってもらいました。ありがたいことに、サービス精神のあるパパが複数いるので、いつも本当に助かります。我が子に活躍を「見せたい」意識があるのかもしれません。

 娘の私立小学校の運動会でも、親参加の競技になると、足の速いパパは子どもから見える場所に陣取って、活躍を子どもに見せつけます。「お父さん、すごい!」と言われると、やっぱりニヤニヤしていますね。我が子が父親を見つけやすいように、ド派手なスポーツウエアを着るのが定番で、白組なのに赤のラインが大きく入っている人、赤組なのに青色など、男の人ってかわいいなと思います。うちの婿も例外ではなく、「走れる靴」に「パロディTシャツ」を着ていました。パロディTシャツは、「PUMA」の字体で、「PANDA」と書いてあって、ピューマではなく、パンダの絵です(笑)。イタい人ですね(失笑)。本気パパが多いので、視点を変えてみたのかもしれません。

 いまどきの父親は、子どもの行事に参加するし、普段忙しくても、ちゃんと父親業をしているなと感じます。特に私立小はお受験があったので、父親が参加する癖がついているのかもしれませんね。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月1日に「駒沢の森こども園」をオープンさせる。家庭では7歳の愛娘の子育てに奮闘中。

最終更新:2015/08/17 16:34
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