SNSで大統領になったオバマ、ホワイトハウス内ジョギング動画が116万回再生！

　大統領と副大統領はペースを保ちながら、仕上げにホワイトハウスの外周りもジョギング。きちんとストレッチをして再び大統領執務室に戻ってきます。年のせいかヘトヘトな様子のバイデン副大統領は、「いやいや、君のペースについていくのは本当に大変だよ」とオバマ大統領の肩に手を乗せ、大統領は笑顔で応えながら「エクササイズの後は、ぐっと飲み干さないとね」と机の上に用意された水が入ったグラスを指さします。「じゃないと、ジル（副大統領夫人）とミシェルからうるさく言われるハメになるしね」と言いながら2人は乾杯。「また来週、同じ時間にやろう」と誓い合いグラスに口をつけ、動画は終ります。オバマ大統領のスポーツマンらしいさわやかさと、ホワイトハウスの内部を垣間見られるこの動画は大ウケし、すでに116万回近く再生されています。

　実はオバマ大統領は抜群のユーモアセンスの持ち主であり、過去にもオモシロ動画を公開し、全米を大喜びさせたことがあります。ホワイトハウス担当記者やハリウッドのトップスターたちが大統領を囲む毎年恒例の「ホワイトハウス記者会主催夕食会」では、歴代の大統領がリラックスしジョークを飛ばすのがお決まりとなっていますが、昨年のこの夕食会で、オバマ大統領はハイセンスなオモシロ動画を披露したのです。

　動画は、映画『リンカーン』（12）を手がけたスティーヴン・スピルバーグ監督が登場し、次は『オバマ』を製作すると発表。未知の人物、オバマにはリンカーン役を演じたダニエル・デイ＝ルイスをおいてほかにいないと言い、次のシーンではダニエルとして紹介されたオバマ大統領本人が登場。アクセントを真似すること、大きな耳の特殊メイクに慣れるのに苦労したことなどを真面目な顔で語り、ダニエルになりきり、鏡の前で役づくりする姿をコミカルに演じて見せたのです。

　この動画はその後、YouTubeに掲載され、世界中のネットユーザーが視聴。オバマ大統領の好感度をグンと上げました。今回の『Let’s Move！』動画も、アメリカでは「大統領と副大統領自らエクササイズする姿を見せるのはよい」と好意的に受け止められており、プロモーションは大成功。ミシェル夫人は、Run‐D．M．C．やアシャンティなどのHipHopアーティストたちに声をかけ、『Let’s Move！』アルバムを制作する計画を立てています。夫人自身はラップしないものの、ダンス出演するのではというウワサも。ユーモアが大好きなオバマ大統領のことですから、ひょっとして『Let’s Move！』に収録された曲のMVに特別出演し、キレのあるダンスステップを披露してくれるかもしれませんね。