芸能
集客の不安も!

最速で武道館公演! 韓国の「国民の弟」のAKB商法にファンもうんざり

2012/02/04 11:45
『恋愛時代 』/ユニバーサルJ

 1月30日に日本デビュー会見を行った韓国の俳優イ・スンギ。会場には約150人の報道関係者と6,000人もの応募者から選ばれたファン100人が詰めかけ、その模様は大手新聞社・テレビ局をはじめあらゆる媒体で報道された。しかし、正直この報道を見て、イ・スンギ自身を初めて認知したという人が圧倒的に多いことだろう。

 イ・スンギは現在25歳の歌手・俳優だ。高校時代に歌手デビューして、2009年にドラマ『華麗なる遺産』が視聴率47.1%を記録したことで、韓国国内で「国民の弟」と呼ばれるようになった。同じく「国民の妹」と呼ばれるフィギュアスケートのキム・ヨナ選手とともにCM共演の経験もある人気スターだ。また、バラエティー番組での司会も務め、韓国では知らぬ人はいないといっていい。

 こうした韓国での人気を受けて日本でも3月に歌手デビューすることが決まり、6月には韓国人アーティストとしてはデビュー後最速での日本武道館コンサートも行われる予定だ。今回の来日では、『めざましテレビ』(フジテレビ系)や『NEWS ZERO』(日本テレビ系)が取材に訪れ、デビュー前とは思えぬほどの”注目のスター”扱いである。

 しかし、ファンや韓流ビジネス業界の中ではこうした動きを疑問視する人も少なくないという。あるファンは「自分も以前、大宮で行われたファンミーティングには行ったし、ファンだけど、武道館公演は心配です」と語る。

 これまでにイ・スンギは何度も来日してきたが、大宮ソニックシティ、中野サンプラザ、ラフォーレミュージアム六本木など、大きくて2,500人クラスのホールが会場だった。2012年1月には、東京国際フォーラムでニューイヤーライブを行ったが、東京国際フォーラムホールAで5,000人クラス。6月までに1万5,000席近い日本武道館を埋められるかは正直未知数だ。

 ところが、もっとファンが心を悩ませているのは、CDの販売方法だ。デビューシングル「恋愛時代」は初回限定盤A、初回限定盤B、写真の違った9種類のジャケットでリリースされるものを含む通常盤という形態で販売される。また、通常盤の中のアナザージャケットの9枚とDVDが入ったBOX-SETも1万3,800円で販売されるが、このBOXを買うと3月21日に都内某所で行われるプレミアムイベントにもれなく参加できるという。ファンミーティングのチケットだと思えば値段は妥当だが、同じ曲の入ったCDを9枚買うとなると話は違ってくる。ファンの間でも困惑している人も多いようだ。

「武道館コンサートやCDのリリースなど、イベントが続くことはファンとしてはうれしいんですが、その売り出し方には正直疑問を感じます。スンギくんがすごく性格もよくていい人だけに、こうした売り出し方をすることで逆に印象が悪くなるかもしれない。それなら、ひっそりと活躍してくれたほうがいいですね。もちろん、AKB48のファンも、ひとりが100枚買って握手会に並ぶという話も聞きますから、9枚なんて少ないものなのかもしれないですけど、私はそのやり方にちょっとがっかりしたので今回のイベントに行くのはあきらめました」と、悲しい胸のうちを吐露するファンもいた。

 今年の韓国はソロ歌手ブームが来ると業界全体であおっているようだが、音楽業界やメディアによるゴリ押し・情報操作が露見するパターンも増えている。ネットで検索すればそれらがすぐ明るみになる時代に、こうした手法はいつまで通用するのか、結果もそろそろ見えてきそうだ。

『恋愛時代(初回限定盤A)(DVD付) 』

アレ臭の抜けた成宮くんみたいでいいじゃな~い


【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
2階席はクローズで空席祭り? K-POPイベントの意外な実情
SHINeeは開始前に終了! 「ゲリラライブ」は中止前提のプロモーションツール?
復興支援じゃなかった!? K-POPスター夢の競演イベントで番組収録

最終更新:2012/09/24 19:52
アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト