[ジャニーズ最新言行録]

TOKIO・長瀬智也、ジャニーズのCD売上に皮肉!? 「会社の人間として最低なこと言いました」告白

2017/09/24 08:00
nagasetomoya
長瀬のジレンマ、お聞きください

 グループのレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)が高視聴率を誇る一方で、CDの売り上げは伸び悩んでいるTOKIO。ボーカル・ギターを務め、最近のシングルでは作詞・作曲を手がけることも多い長瀬智也が、そんなグループのセールス状況に関する本音をぶっちゃけた。

 長瀬は、くりぃむしちゅー・有田哲平主演の深夜ドラマ『わにとかげぎす』(TBS系)の主題歌「クモ」(8月30日発売)の作詞・作曲・編曲を担当。9月27日に最終回を迎える同ドラマをいたく気に入っており、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『SUZUKI presents NAGASE The Standard』(TOKYO FM)では、「急きょやることになった」として、ドラマについて語る企画を18日から連続で行った。

 20日には「クモ」の誕生秘話や曲作りにまつわるトークを展開。長瀬いわく、TOKIOの楽曲を制作する際に考えるのは、「僕らはプロのミュージシャンではない」ということだそう。TOKIOは「プロのバンド」であるものの、プロのミュージシャンのようにテクニックを持っているわけではないと謙遜した。楽曲を作った場合にも、TOKIOは自らライブで演奏・表現しなければならないため、

「その身の丈に合わせて作らなきゃいけないんですよね。やっぱり、メンバーにも演奏してる時に楽しんでもらいたいし。愛してもらいたいし。だから、そういうテクニックじゃないところで、僕はやっぱり頑張りたいなって、常に心がけてやってるんですよね」

と、信念を告白。テクニックで勝負せず、自分自身が「いい」と思うメロディーやフレーズを“生み出すしかない”のだという。さらに長瀬は、

「そんな中で思うことっていうのが、まぁちょっと言い方は悪いかもしれないですけど、ソロでやる方がよっぽど楽だな……って思いますね。でもね、僕はね、バンドが好きなんですね。TOKIOが好きなんですね。それでやることに意味があると思ってるんですよ」

と、熱く語った。曲を世に出すまでには苦しみも伴うが、「でもまぁ、今回みたいにうれしいオファーをいただいて」と、ドラマとの巡り合わせに感謝。

「何度も言いますけど、『わにとかげぎす』というドラマが僕、スゴい好きで。スゴいカッコいい作品だと思ってるから。そのカッコいい作品の主題歌に選ばれただけで、僕は満足なんです。うーん。なんかもう、売り上げなんてどうでもいいですね(笑)。今、僕は会社の人間として最低なこと言いましたね。まぁ、でもね、表現者としては、そういう考えで僕は正しいと思ってるから。そういう考えでいかさせていただいてますよ」

 会社に属する者と表現者の2つの立場で考えは揺れるようだが、売り上げは二の次であると告白。続けて、「逆に売り上げを気にしてしまう人が可哀想に思えてしまうぐらい、僕は大満足なんですよ」と、キッパリ明言し、ファンやメンバー、周りのスタッフが曲を愛してくれることに「もうこんな幸せなことはない」と感謝を示した。最終的には「これが言いたくてね、今回こういうふうに話させていただいておりますよ」とまとめた。

 この放送は、ファンに響く内容だっただけに、「『ナガスタ』は売上どうでもよくないってわかって言ってるんだろうな。プロだもの」「今日の『ナガスタ』は、売り上げを気にするファンへのメッセージ? 泣いちゃった」「表現者として『売り上げなんてどうでもいい』『ファンやメンバーやスタッフが愛してくれてこんな幸せなことない』って言い切る長瀬に胸が熱くなった」と、心を揺さぶられた人も多かったようだ。

 現実問題として、TOKIOの最新シングル「クモ」は、9月11日付のオリコン週間CDシングルランキングで8位になり、売り上げは1万7,035枚と、イマイチの結果だった。これは、確かにジャニーズのグループの中でも“低い”といえる数字だが、長瀬の「売り上げを気にしてしまう人が可哀想」との発言は、実際にこうした声を耳にしたのか、事務所側から何か言われたのではないかとファンも想像してしまうだろう。

 TOKIOは2014年のCDデビュー20周年の時には大々的なツアーを開催するも、しばらく自分たちのライブからは遠ざかっている。城島茂が出演するラジオ『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ、6月1日放送)には、熱心なファンが「TOKIOのライブに行きたいです」と切実な願いを寄せたが、城島は直近の予定はないとした上で、「約束はできないですけど、絶対やりたいなとは思います」と、答えていた。

 数字面ではシビアな記録が出てしまっているが、今後もメンバーやファンが望むような、TOKIOらしい音楽活動を続けていってもらいたい。

最終更新:2017/09/24 09:12

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