『男をこじらせる前に』湯山玲子×『ルポ 中年童貞』中村淳彦 対談【後編】

「権力にひれ伏せさせるのは男の病気」中年童貞が映し出す、男の病理の処方箋とは?

(前編はこちら)

■日本には負けた男のカッコいい物語がない

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『ルポ 中年童貞』の中村淳彦氏

――両著では男性の学歴コンプレックスが指摘されています。学歴がない人、一方学歴があるものの、社会で思うように成果を残せていない人、どちらもコンプレックスを重度にこじらせています。

湯山玲子氏(以下、湯山) 男は「競争」にどうしてもこだわってしまう。受験は1回きりの、結果が明確に出るわかりやすい競争です。東大に入れば金と名誉と女がついてくる、という東大信仰はまだあります。それはニートみたいに、負けちゃった人でも強固なんですよね。でも、というかだから、ですね。実は、現在、仕事の世界は本当に実力主義になってきているので、有能な仕事人ほど学歴を信じません。

中村淳彦氏(以下、中村) ニートには受験失敗をこじらせている人も多いようですが、介護現場を象徴とする労働集約型の末端は、そもそも大学に行くという層ではないので、そのような概念はありません。私はいわゆる会社勤めの経験がほとんどないので知識が薄いのですが、例えば会社社会における競争で負けた男はどうなってしまうのでしょうか?

湯山 負け方にも寄りますが、会社共同体の中では、うっすらバカにされますね。真っ当な企画や意見が通りづらくなったり、同じことを言っているのに軽んじられたり。

中村 小さな共同体の中で競争が延々と続くわけですね。上に取り入るのがうまい奴だけが成功するみたいな小さな社会は、考えただけでもきついですね。

湯山 競争の気持ちよさを覚えてもいいけど、勝ち負けをアイデンティティにしない方がいい。日本には負けた男のカッコいい生き方がないんです。だから、負けたことを絶対に認めようとしないし、人を「負けさせる」ための陰謀ばかりに萌える体質になってしまう。お金や競争がなくても楽しく生きていける方法はあるので、さっさと脳内のOSを競争から書き換えた方が身のためですよ。恋愛やセックスなんて、本当にいいと思う。女と深い情愛を結んで、気持ちいいセックスをする、ということに、ラテン男のように人生賭けてもいいんじゃないって私は思うんだけど、男の人はあんまりそう思わないみたいだね。

タカトシ・タカみたいな朗らかなバカと出会いたーい

しぃちゃん

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