かつて、日本の女性と恋愛はもっと自由だった

【messyより】

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『やまとなでしこの性愛史 古代から近代へ』ミネルヴァ書房

 昨年、西野カナの歌詞と『万葉集』の恋愛歌とを比較する記事を書きましたけれど(記事中『万葉集』を平安時代のものとして扱っていますが、正しくは奈良時代です。コメントでご指摘いただき気づきました)、過去の歴史を振り返ると、今の自分たちの生活がまた違った角度から反省できる、ということがあります。『やまとなでしこの性愛史 古代から近代へ』(ミネルヴァ書房)という本もそうした気づきを与えてくれる興味深い一冊です。

 著者の和田好子は、1929年生まれ、ちょうど私のおばあさんぐらいの年代。戦前に教育を受け、現代のように自由恋愛が許されなかった時代に青春を過ごした最後の世代の女性が、古典文学や歴史の教養を生かして、古代から現代に至るまでの性愛の歴史を振り返る内容です。学術書スタイルで書かれておらず、急に著者の推測や想像が入り込むのでどこまで分析に妥当性があるかは全然わからないものの、逆にそれが自由な歴史評価を生んでいるようで面白い。

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