[女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」4月号

「本命彼女」を掲げる「CLASSY.」、中身は『ちつ☆トレ』と一緒?

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「CLASSY.」4月号(光文社)

 「JJ」「VERY」「美STORY」「STORY」と光文社の女性誌をレビューしてきたサイゾーウーマンですが、いよいよ同社の「CLASSY.」に触れる時が来ました。読者対象者は20代後半~30代前半、平均世帯年収は874万円とハイレベル(いずれも同誌媒体資料による)! でも読者本人の年収が書いていないというのがミソ。本人が手取月給20万円だって、父親が現役で稼いでいれば可能な数字ですもんね。この雑誌の真髄は、キャッチにあります。ズバリ「本命の彼女になるために」。なんか、読者年齢とこの言葉を重ね合わせると、結婚にしがみつく必死な形相の女しか浮かんでこないんですが、誌面はそれを感じさせないキレイなデザイン。それでは、「CLASSY.」処女である筆者が、その懐に抱かれてきたいと思います。

<トピック>
◎LOVE(はあと)TRENCH!
◎ケイト・ミドルトンに学ぶ『本命彼女』スタイル
◎3つの願いを叶える全方位好感メーク

そりゃオードリーみたいな顔してりゃいいよ?

 さっすが、平均世帯年収874万円の雑誌、開いてから純広告が幅を利かせ、めくってもめくってもティファニー、シャネル、グッチの波にのまれて、目次までなかなか辿りつけませんでした。光文社ってウワサより景気いいんじゃない? と疑いつつも、今月号の特集「LOVE(はあと)TRENCH!」をチェックしていきましょう。しかし、リードが

「憧れは、『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘプバーン。雨のラストシーン、まさに幸せを掴んだ瞬間の彼女が身にまとっていたのはトレンチコートでした」

 という、女性誌必殺の「オードリー落とし」。トレンチコート特集でオードリーを引き合いに出す方法、何十年やってんだよ! 筆者が高校生の時からありましたよ、こんなリード。先月号の「VERY」といい、オードリー、グレース・ケリー、ジャクリーン・ケネディを引き合いに出すって、女性誌編集部の怠慢だと思いますよ。

 実際のコーディネートは、一見コンサバ寄りだけどシンプルなもの。「セクシーだけど上品で、ゴージャスだけど可愛げのあるファッションを好む読者」(媒体資料より)という、支離滅裂な言葉がぴったり当てはまる感じでした。ただ、「『実例』私たち、トレンチLOVERです!」という、読者の着こなし術を見た時、「CLASSY.」の提案するファッションの破たんを見たのです。というのも、「CLASSY.」的なファッションは、要は”ラインで着こなす”もの。ウエストにかけて絞られているライン、トップスとボトムのボリュームの落差で見せるコーディネートなど、モデル体形を前提としたモノが多く、一般読者の方(それでもみなさん痩せてらっしゃるのですが)が着たら、途端にバランスが崩れるという現実を目の当たりにしてしまいました。よくマネキンが着ている洋服を試着したときに、自分が着るとまったくイメージが違う時があるでしょう? アレです。アレが起きてます。「女性誌って大体そんなもんでしょ?」とおっしゃるかもしれませんが、いや~なかなかどうして「CLASSY.」のレベルは他誌よりもう一段高いかもしれません。

■膣か服か……

 さて、上記にも書いた通り、「CLASSY.」の本題は「本命の彼女」になること。今、この瞬間に「CLASSY.」がお手本にするのはこの人で間違いがないと納得したのが、「ケイト・ミドルトンに学ぶ『本命彼女』スタイル」です。ウィリアム王子と挙式間近の彼女は、世界的なファッションアイコンとなっているようですが、「本命彼女」のお手本と取り上げるのは、全世界見渡してもきっと「CLASSY.」だけ! ケイトの着こなしを「ジャージーワンピース」「白パンツ×淡色トップス」「乗馬風デニム」「白のトレンチコート」と分けて、「誰からも愛される優しい色のトップス」だの「タイトな腰まわりでウエストを細く」だの、細かく分析しています。が、ここで思い出されるのは、かつてマガジンハウスがゴリ押しした書籍『ちつ☆トレ』にあった、体験者からの「そして…まさかのプロポーズも!」という一文。「これさえやっとけば結婚できる」、女性はそんなお守りが欲しいのだな、と改めて痛感させられます。既婚男性と話しているときに、「嫁は洋服が上品だったから」「膣がよくてさ」なんて会話を聞いたことはないんですけどね。男女の隔たりはこんなにも大きいのか、と途方に暮れてしまいました。

 というわけで、キレイな服を着て、「本命の彼女」になるべく全力な「CLASSY.」読者の生態をみたのですが、初回にしてもうお腹いっぱい気味。そして、「CLASSY.」読者が「本命の彼女」になれない所以も、今月号にちゃんと隠されていました。「何かが始まる東京トレンチStory」というトレンチコートの着まわし企画でのこと。小泉里子扮する通信社記者が、金曜日の夜に憧れの先輩に誘われてライブへ行き「大人っぽくって見違えちゃったよって褒められちゃった」と喜んでいたのもつかの間、次の日には「ライブをきっかけに、三浦先輩との関係がぐっと接近して、交際がスタート(はあと)」とあります。ありゃー、金曜夜にテキトーに口説かれて、テキトーに抱かれちゃった感じですね。そりゃ29歳だし、全然ありだと思いますが、全体的な浮ついた感じが、男にとっての「都合のいい女」になりそうですね。そして、来月号の特集は「ずばり! これが『結婚できる』服」。男性のみなさん、「CLASSY.」編集部に「俺は嫁との結婚を、服で決めてません!」と電話してあげてください。よろしく頼みます。
(小島かほり)

「CLASSY.」

そして結婚後は「VERY」へ続く、恐怖のライン

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