[女性誌速攻レビュー]「an・an」3月17日号

’70sアイドルのお宝画像で読者を刺激!? 「an・an」の意図とは

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「an・an」3月17日号/マガジンハウス

 今週の「an・an」は「美脚・長脚のつくりかた」特集。過去には、「How to make美乳&美尻」なんて号もあり、何かと「美」を使いたがる傾向のある「an・an」。しかし、サイゾーウーマン的には「美」よりも「アイドル」。というわけで、第二特集「’70’~’80sアイドル」に注目です。まずは、トピックスからチェック♪

<トピックス>
◎戸田恵梨花の美脚のつくりかた、教えて!
◎「グッとくる脚美人は誰ですか?」
◎「なんてったって’70’~’80sアイドル!」

■美脚、美尻、美乳って、結局は顔ありきなんでしょ?
 
 昨年11月に開催された「美脚大賞」というコンテストでは、長澤まさみと釈由美子が受賞していたのに、あえて戸田恵梨香を起用した美脚特集。戸田の脚ケアテクニックも、階段の昇り降りといった日常で脚を使うようにしている、という無難なもので起用の真意は掴めず。その他には、むくみ、たるみ、ゆがみでタイプ分けして、各タイプ別のストレッチとアイテムの紹介と新鮮味ゼロ。そして続く、男子220人に聞いた「グッとくる脚美人」アンケートに登場するメンツは、佐々木希、北川景子、長澤まさみ、優木まおみなど、「絶対顔で一次審査かけてるだろ!」的なラインナップ。こないだは胸が大事、今度は脚が大事、って言ってるけど、それも「かわいい子に限る」んでしょ? 顔がかわいければ「太めの脚がまたかわいい」って全て許すんでしょ! と、闇雲に懐疑的な気持ちになってしまいました。いっそのことはっきり言って!

■やる気のないアイドル特集はAKB48写真集への布石?

 続いては、「なんてったって’70’~’80sアイドル!」特集。期待大にページをめくるも……何もない。まずは、商業誌とは思えないほど、創意工夫を捨てたシンプルな”年表”。「an・an」では、写真とキャプションだけであっさり構成し、「’79年 12月 西城秀樹『ヤングマン』大ヒット」。これでは、当時の気迫と熱量が伝わりません。「西城秀樹の『ヤングマン』が80万枚を超す大ヒット。日本歌謡大賞を始めあらゆる賞を総ナメ!」くらい書けば、「秀樹って昔はホントにすごかったんだな」って少しは思えるのに。小ネタ、トリビアをもっと盛り込んで~。飾りじゃないのよ、年表は!

 そして、「初公開ショットも含め、お宝満載!」と、卑猥な週刊誌調に煽る山口百恵ちゃんの列伝を振り返るページ。「百恵のお宝画像だってよ! 買う買う!」なんて20代女子がいるでしょうか? 生まれる前に引退したアイドルに興味を持つのかしらん。胸に手を当てて、現代の女子にとっての”お宝”が何か考えてたら「嵐」って答えが分かるはずなのに……。「an・an」はどんな読者像をお持ちなんでしょうか。

 そして最後の座談会は、好きだったアイドル話で始まり、あの頃のアイドルはいまもキレイだから「アンチエイジングの視点からも興味深い存在」という話で終了。辛酸なめ子さんと、クリス松村を集めておいて、宝の持ち腐れ感がハンパなし。この特集の方向性を教えてください! ってことで、この特集をやる理由を考えてみたところ、大手代理店さんと「懐かしアイドルブームを起こそう」という共謀か、来月に刊行されるAKB48写真集に向けて、女子アイドル賛美の土壌作りのいずれか、と推測してみましたが、さてその読みは当たるのか否か。今後の展開も注目です。

 その他には、イモトの新連載「カメラマン宣言!」で、イモトが素顔を晒しているのが見どころです。そして次号は、みんなお腹いっぱいICONIQが表紙に登場の「コスメ」特集。「”変化”することで出会えたありのままの私」と、整形カミングアウトとも思える見出しを携えて登場するので、期待して待っていましょう。
(二宮まい)

寝ながら美脚ソックス ブラック

顔は無理でも脚はまだ救いがある……

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