[TVツッコミ道場]

『ドリームマッチ』千原ジュニア優勝に「???」の嵐

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「prints 21」/プリンツ21

 今回ツッコませていただくのは、1月2日に放送された『史上空前! 笑いの祭典ザ・ドリームマッチ2010』(TBS系)。

 お笑い芸人が「ボケ」と「ツッコミ」に分かれ、シャッフルして一夜限りのコンビを結成し、新ネタを披露するという1年に1度のお祭りだが、今回は放送枠が5時間にも拡大され、観終わった印象はまず「長すぎる!」「これがドリーム!?」というものだった。

 というのも、今回、5時間もの長丁場で14組も出ているにもかかわらず、ダウンタウンは司会のみで出場ナシ。また、これまでボケ・ツッコミともに優勝経験があるコント職人「さまぁ~ず」も欠場である。

 しかも、番組の合間に流れる過去の優勝コントは「浜田雅功×田村淳」「松本人志×ウッチャン」「志村けん×三村マサカズ」など、ドリーム感溢れる顔合わせだったにもかかわらず、今回の優勝者は「千原ジュニア×コカドケンタロウ」……。

 しかも、その優勝ネタたるや、「人気女優のCMコント~本人はものすごくやる気がなく、態度も悪いが、天才ゆえにこなせてしまう~」は、ドリフなどでも散々やられていそうな「ベタ」度たっぷりの、目新しさ・意外性の1つもないものに見えた。

 コカドとの組み合わせによる化学変化は一切見られず、結局、一箇所も笑うことができないまま終わり、「これ、笑えないのは自分だけ?」と不安に思えるほどだったが、2ちゃんねるなどネット上の評判を見ると、やはり同意見が集中していた。

「メンバーショボ過ぎ。千原なんか出すなよ」「異常なジュニアの持ち上げなんなん?」「ジュニアコカド優勝とか絶対無い キングオブコントのバッファロー吾郎の優勝と同じ さすが、TBS 長ーーーーーいだけの糞だった」「ジュニアコカド、1回も笑えなかったのに優勝なんてありえないorz」「今回の優勝者は汚点になるだろうね」「吉本のジュニア推しもあからさま過ぎて引くわー」

 もちろん「たかが祭り」ではある。これまでの優勝者に関しても、浜田×田村淳のシャープ過ぎるコントを除くと、「ベテラン・大御所へのご祝儀」的意味合いもあるだろう。にしても、5時間の結末となる「大御所」が、「ジュニア」って……?

 一方、高評価を得ていたのは、優勝者と競った「ノンスタイル井上×TKO木下」であった。ともに「ウザキャラ」の組み合わせが生む意外な化学変化は、志村が「素直に楽しかった。面白い」とコメントしたほど。「コンビのシャッフルで見せる」という本来の意味では、彼らを一番と評価する声が多かった。

 ただし、皮肉なことに、それよりももっと「本当のドリームマッチ」と評されていたのは、1月1日に放送された『新春 鶴瓶大新年会』(フジテレビ系)である。

 なんといっても1月1日の朝7時からありえないテンションで、鶴瓶とウッチャンナンチャン、ネプチューン、さまぁ~ず、ココリコ、キャイ~ン、ダチョウ倶楽部という「普段見られない顔合わせ」が一堂に会するという新鮮さ・豪華さ。

 しかも、いいオヤジたちがバレーボールをマシンでぶつけられたり、熱湯をかけられたり、粉まみれになったり、軽トラにギュウギュウに全員詰め込まれたり、竹刀で足をしたたかに打たれたりと、負傷者続出の過酷な体当たり状態にもかかわらず、全員が笑い転げたり、本当に楽しそうなのだ。

 「芸人ってスゴイ……」と脅威すら感じてしまう、元旦の夢の企画。「このメンバー内で何組かずつ出るレギュラー番組があれば……」なんて夢も見てしまいそうな、真のドリームマッチだった。
(田幸和歌子)

『prints (プリンツ) 21 2009年夏号 特集・千原ジュニア [雑誌] (雑誌)』

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