[女性誌速攻レビュー]「GINGER12月号」

広告の展開が秀逸! 「GINGER」が見せた女性誌の可能性とは……

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「GINGER」09年12月号/幻冬舎

 今月の「GINGER」の表紙は篠原涼子。キャリアを積み上げた上で結婚・出産、そして華麗なる復帰を遂げた彼女は、「自立した女性」を謳う「GINGER」には、まさに理想の女性像。「GINGER」特有の尖がった写真と、デザインで今月は表紙から目を引きます。そして大特集が「美人なファッション ブスなファッション」。相変わらず、攻めてますね。では早速中身をチェック!

<トピック>
◎美人なファッション ブスなファッション
◎世界発! リアルおしゃれSNAP
◎かわいいプライス!「冬服図鑑」
◎ココロの不調

「山田優」を消さないであげて!

 まずは大特集「美人なファッション ブスなファッション」の中のワンコーナー、「憧れ”美人スタイル”の作り方」からチェック! こちらのコーナーでは、今やファッションアイコンとなりつつある、6人の芸能人のファッションを、テイストの分析・アイテムと一緒に紹介。

 例えば、梨花なら、「基本テイスト:大人キュート」「マストアイテム:ワンピース、ユーズドデニム、’80s小物」「得意ワザ:古着もブランドも気負わないハイ&ロー・ミックス」という具合に、モデルが本人になりきったスタイリングとポーズで紹介しています。参考とすべき6人は、篠原涼子、梨花、深津絵里、土屋アンナ、松嶋菜々子、YOUなのですが、この中で、「この人、こういう服を着そうだな~」というコンセンサスが読者ととれている人は、どれだけいるんでしょうか。梨花と土屋アンナぐらいなんじゃ? YOUなんて、あえて固定イメージを作らないようなスタイリングをしているのに。

 そして、一番悲しかったのが、篠原涼子と土屋アンナのスタイリングのモデルを務めているのが、山田優ということ。優も「CanCam」(小学館)のモデル出身で、カバーを飾り、次世代のファッションリーダーの呼び声があったのに……。モデルとして、誰かになりきって洋服を表現するっていうのは分かるけど、一応、優もいまや女優。それが年もキャリアも追いつかない篠原涼子だけならまだしも、土屋アンナはちょっと微妙な気も。山田優のキャラクターを消さなきゃいけないこの仕事、さすがに今回はちょっと同情の目で見させていただきました。

広告記事の新展開!

 ペラペラとページをめくっているうちに見つけた「BEAUTY RIVAL」というページ。桜沢エリカのテキストと、松田美由紀の写真で、架空の姉妹の日常を紹介するという、難しい試み。ちなみに姉妹を演じたのは和風美人の片山瞳と、典型的なハーフ顔の浦浜アリサ、というキャスティングにツッコミが入りそうな二人です。

 30歳を目前に8年間付き合った彼に振られた姉・瞳と、自由奔放な妹・アリサの日常の中に、ところどころ「キレイをつくる○○」という文言が入り、かなり不自然。そこに恋愛の話も見え隠れして……というストーリーに首をかしげながら読み進めていると、なんと「パナソニック」の文字。そういえば、場面写真に美顔器やらスチーマーやら、パナソニックの主力商品が映っていましたね。

 しかし、これだけではありまんでした。とどめに今回写真を担当した松田美由紀が、撮影で使用したパナソニックの新型カメラの使用感を語るというオチまで。確かに後半は広告色が強かったし、読み物は読んでいて苦しかったけど、前半の写真や広告に直接結びつかないプチ情報は充実していました。撮影に有名人を使うというのは、今後も他の女性誌がマネしそうな良いアイデアだと思います! 編集者の宿命、広告記事と編集記事をいかに馴染ませるか、という課題をうまくまとめたように思います。

 ほかにも「世界発おしゃれSNAP」30ページなど、気合の入った誌面づくりが感じられる今月の「GINGER」。キャッチの一字一句にまでこだわりを感じ、かつこのボリュームなのに編集方針がブレないという、編集部の雑誌に対する”愛”を感じました。創刊1年もたっていないからのこだわりかもしれませんが、今後もこの方針が変わらないことを期待しつつ、来月号も楽しみにしています!

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