[TVツッコミ道場]

嵐も翻弄? ベッキーの”女度”コントロールテク

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「小学六年生」09年5月号/小学館

 今回ツッコませていただくのは、いま「CMの女王」と呼ばれ、バラエティ番組でも引っ張りだこのベッキー。昨年秋放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では「ベッキーすごいぞ芸人」として、多くの芸人たちがその実力を絶賛していたほどである。

 そんなベッキーが、8月27日放送分『ひみつの嵐ちゃん』(TBS系)に出演し、いつになく”女度”の高さを披露していた。

 女度全開だったのは、まず服装。大きな花柄ヒラヒラのミニを着た彼女は、いつも『天才!志村どうぶつ園』(日テレ系)で見せる、子どもウケの良い元気キャラとは別人のよう。さらに、音楽トーク番組『月光音楽団』(TBS系)などで見せるダラダラした服装、男ウケの悪そうなスウェット姿とは、真逆の印象である。特に『月光音楽団』では、ゲストを迎え、安田美沙子、夏川純、山本梓など、”キレイなキャバ嬢”的女性たちの中で、ガンガン仕切りまくる「色気のないヤリ手ママ」的ポジションを演じているように見えるベッキー。女度は、すがすがしいほどゼロに近い。

 ところが、この日、『ひみつの嵐ちゃん』では、櫻井翔を「ダントツでさわやか」、大野智に「アーティスティックな感じ(しかも、ベッキーは『アートな人が好き』と公言)」など、思わせぶりな発言をしつつも、最終的には、『花より男子』最終話~道明寺に空港で抱きしめられるシーンを「つくし」役として再現してもらい、松本潤を選ぶというわかりやすいオチをつけていた。

 フツウなら、同性に反感を買いそうなところだが、そこでちゃんと笑いに換えてみせるのが、ベッキーの如才なさ。

 相手に合わせるうまさ、空気を読むうまさは抜群だが、ついでに上手いのが、「女度を自在にコントロールすること」にも見える。

 そんななか、ベッキーにややポジションを奪われてしまった感があるのは、優香である。

 いずれも「明るく元気」キャラ。さらに、笑いができて、機転がきくため、アシスタント的な役割を任されることが多い。だが、ベッキーは同性ファンが多いのに対し、優香には同性のファンと同じくらい、アンチも多い印象がある。というのも、優香はいつでも「優香」で、志村と一緒にバカ姫(優香姫)をやるときですら、可愛さをオフにしない。

 対して、ベッキーは、完全に「三枚目」を演じるときもあれば、女度を一気に開放する瞬間もある。たとえば、あるおじさん雑誌のインタビューでは、林真理子相手に、「私のひまわり、もう見せましたっけ?(※ベッキーの瞳にはひまわりが見えると言われている)」といった言葉で、謙遜など一切なく、美しさを全開で見せつけていた。ちょっと上から目線にも見えるほどに。

 ネット上では、優香とベッキーの「キャラかぶり」を指摘する声もよく見られるが、形勢は少しずつベッキー有利に傾いてきている感もあり、それを象徴するのが、関根勤の心変わりである。

 実は関根といえば、ちょっと前まで「生まれ変わるなら~優香の赤ちゃん」「優香ちゃんのブラジャーになりたい」などと妄想をしばしば語っていたほどの優香ファン。だが、最近、よく公言しているのは、こんなセリフだ。

「僕、ベッキーの子供になりたいんですよ」

 まったく同じセリフじゃないかい!?
(田幸和歌子)

『小学六年生 2009年 05月号』

「親友作りならベッキーに任せて!」ってか

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