【セリア】1本25円「コスパ最強ハンガー」で収納力が劇的アップ！　プロの使用実例

整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが、片付けに悩む読者の自宅を使いやすく生まれ変わらせる連載シリーズ【「煩悩部屋」ビフォーアフター】。

　連載企画『ビフォーアフター』新シーズンです。第8回目の片付けモニターは、江東区・3LDKのマンションで暮らす4人家族のKさん（35歳）。今回は、汚部屋の片付けではなく、都心のマンションに多い狭い収納を使いやすく「手直しする」特別編です。

目次

・【セリア】ノンスリップハンガー
・【セリア】スラックスハンガー
・ハンガー収納、Before
・ハンガー収納、After
・【セリア】コードクリップとS字フック
・クローゼット全体 Before→After

　前回に続き、クローゼットの収納を手直ししていきます。

　用意したのはセリアの「スリムハンガー」「クリップ」「S字フック※」。3つのアイテムだけで「収納力」が劇的に上がり、管理もしやすくなります。

　では、Kさん宅の使用実例をビフォー＆アフターで紹介します。

※写真中央のS字フック（黒）のみダイソーですが、セリアにも類似品があります。

【セリア】すべりにくい ノンスリップハンガー（4P入り）110円

　収納力アップのために、まず揃えたいのが「スリム」なハンガー。セリア「すべりにくい ノンスリップハンガー（4P）」110円（税込）なら、1本あたり25円という高コスパ！　洋服50着分でも、1,250円で済みます。

　塩化ビニル樹脂を使った素材なので滑りにくく、ハンガーループ（凹み部分）もあるので便利。サイズは女性服の肩幅にちょうどよい40cm。「白・黒・茶」の3色から選べます。

【セリア】スラックス ハンガー（4P入り）110円

　セリア「スラックスハンガー」110円（税込）は、スカートやパンツ、ストールなどの吊り下げにおすすめ。日本製だから針金が頑丈！　曲がりにくく折れにくいのが特長です。ピンチ幅を調整できるので、子ども服に使える点も◎。

　この2種類のハンガーを、Kさんに数週間試してもらいました。気に入ったら必要な分だけ買い足すようにします。自分で用意しやすいのも「セリア」の魅力です。

【ハンガー収納 Before】洋服が「ギュウギュウ」で取り出しにくい

　写真はKさん宅のウォークインクローゼット（WIC）。ハンガーのサイズや高さがバラバラで、洋服がギュウギュウに詰まっていますね。

　この状態では、出し入れする度に引っ掛かって小さなストレスに。また、写真のように左側が窮屈だと右側に寄せる必要が出るので「一気に動かす」ためにも、種類の統一をおすすめしました。

【ハンガー収納 After】種類と色を統一！　収納力アップ＆選びやすく

　洋服の数はほとんど変えず、すべて「セリアのハンガー」へ入れ替えます。カラーは白で統一しました。プラスチック製ハンガーよりスリムなので、収納力に余裕が出ているのがわかります。

　色の数が減り、洋服選びも簡単になりました。また、一気に「右寄せ」できるようになったので、左側に用意した「布団収納」も使いやすくなっています。

【ダイソー】550円「フタ付BOX」は布団収納に◎！　プロのクローゼット整理術

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サイゾーウーマン2024.01.23

【セリア】「かんたんコードクリップ」と「S字フック」使用実例

　クローゼットポールに挟んだのは、セリア「かんたんコードクリップ（2P）」110円（税込）。洋服の種類分けに使いました。セリアには専用品の「クローゼットインデックス」という商品もありますが、クリップ型のほうが安定感があります。

【セリア】110円「コードクリップ」、“じゃない使い方”で活躍！　プロのクローゼット収納実例

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サイゾーウーマン2024.01.22

　右端には、ダイソー「S-SHAPED HOOK S字フック(4P）」110円（税込）をセット。ズレ落ちしにくいので、ハンガーに掛けるのが面倒な紐付き服を吊るすのに便利です。セリアにも似たタイプのS字フックがあります。

【クローゼット上段収納 After】イケア「スクッブボックス 3P」¥1,799（税込）使用実例

　クローゼットの上段も、イケア「スクッブボックス」に変更。衣替えの洋服を片手で出し入れできるように手直ししました。ビフォーで使っていた「100均の収納ケース」より収納力が高く、「出し入れ」も簡単になります。

　クローゼットは「毎日の出し入れ」がある場所なので「整いやすく出しやすい」をいちばんに考えると散らかりません。

【クローゼット上段収納 ポイント】デッドスペースに「紙袋収納」コーナー

　空間がすっぽり空いていると余計なモノを詰め込みがちに。クローゼットの上段もできるだけ隙間を残さずに使い切ります。

　今回はデッドスペースに紙袋の収納コーナーを作りました。「モノの住所」を設定しておくと、乱れにくくなります。また「20cm幅の隙間」なら、ダイソーbyスタンダードプロダクツの「布製収納BOX」もおすすめです。

　最後に改めて「クローゼット全体のビフォーアフター」を比較してみましょう！

【クローゼット全体 Before→After】

　収納力がアップし、スッキリとした空間になりました。洋服を数枚しか減らしていないのに、印象が大きく変わっています。

　ハンガーを統一したことで、ゴチャゴチャ感が無くなり「今日着たい洋服」が手に取りやすくなりました。なにより「気分が上がりますね！」とKさん。気持ちの面でも大満足でうれしいです。

【ダイソー】110円「布製ボックス」は仕切り収納に◎！　着たい服が「一発で出せる」引き出しに

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ダイソー「スワン型S字フック」は買い！　収納のプロが用途“最強”フックと太鼓判

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伊藤まき（収納ライター）

収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。クリンネスト2級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感！　貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。

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