山下智久、民放主演ドラマ復帰“唯一の懸念点”――放送枠はフジの鬼門

2023/12/22 12:10
サイゾーウーマン編集部
山下智久の画像
辞めジャニ界の革命児となった山P(写真:サイゾーウーマン)

 山下智久が2024年4月期の連続ドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系)で主演を務めることが発表された。20年10月にジャニーズ事務所(当時、現・STARTO ENTERTAINMENT)から退所した山下だが、「その後の活躍ぶりは古巣も認めており、新ドラマには業界関係者も注目している」(スポーツ紙記者)ようだ。

 同ドラマは漫画家・小沢かな氏がKADOKAWA運営のWEBマンガ誌「COMIC BRIDGE」で連載している『BLUE MOMENT ブルーモーメント』の実写化。山下演じる気象庁気象研究所の研究官・晴原柑九朗がSDM本部(特別災害対策本部)チーフとして、気象災害の救助に立ち向かう姿を描く。

「昨年はNHKでの主演ドラマ『正直不動産』が話題になり、今年はAmazonプライムビデオ配信の主演作『SEE HEAR LOVE ~見えなくても聞こえなくても愛してる~』のディレクターズカット版が劇場公開されました。来年は1月3日に『正直不動産スペシャル』が放送され、同9日から『正直不動産2』がスタートします。さらに、その次のクールで『ブルーモーメント』の主演も決まったとあって、山下の俳優業は順調そのものといえます」(同)

山下智久、旧ジャニーズ関係者の心証は「著しく悪い」が……

 かつて旧ジャニーズをめぐっては、退所者の活躍の場が激減するケースが多発。特に山下の場合、“円満退所”とは言い難い状況だっただけに、当初はマスコミ界隈で「テレビから完全に消えるのでは……」とささやかれていた。

「山下は20年8月にニュースサイト『文春オンライン』で未成年女性との飲酒やお泊まりをスクープされ、芸能活動を自粛。しかし、オファーされていた海外作品に参加するという理由で、謹慎中にもかかわらず退所してしまったのです。旧ジャニーズの山下に対する心証は著しく悪いといえるだけに、テレビ各局、特に民放は同社に忖度して、山下を起用しないことにするのではないかとみられていました」(同)

 そんな中で山下はNHKドラマやNetflixなどの配信作品、映画に相次いで出演。そして『ブルーモーメント』でついに民放地上波ドラマの主演の座に復帰する。

「旧ジャニーズは今年、創業者であるジャニー喜多川氏(19年7月に死去)の性加害が社会問題化し、同時にメディアとの癒着も物議を醸すように。テレビ局が同社に忖度をして退所者にオファーしないといったことは、今後なくなっていく流れですが、それでも世間に求められていない“辞めジャニ”は起用しないでしょう。旧ジャニーズ関係者も、地道に俳優業を続け、今回民放連ドラの主演にカムバックした山下の実力は“認めざるを得ない”と、白旗をあげているようです」(同)

山下智久主演ドラマが放送されるのはフジの“死に枠”

 一方、業界関係者間では『ブルーモーメント』の“放送枠”も注目されているという。

「同ドラマが放送されるフジの『水10』枠は、22年4月期に設置されて以降、常に視聴率で苦戦中。どの作品も、2ケタ視聴率を出したことがなく、業界内では“死に枠”とみられているほど。22年10月期にHey!Say!JUMP・山田涼介が主演した『親愛なる僕へ殺意をこめて』や、今年10月期の向井理主演『パリピ孔明』など、動画配信サービス・TVerで人気を博した作品はあっても、地上波放送の視聴率はほぼずっと“爆死”しています」(同)

 フジにとっては“鬼門”のような「水10」枠。山下の民放連ドラ主演復帰に際しての「唯一の懸念点」(同)だというが……。

「しかし、これで『ブルーモーメント』がヒットしたら、山下はフジにとって救世主となる。そして、旧ジャニーズどころか業界全体で山下の評価がグンと上がり、“無敵の辞めジャニ俳優”になるかもしれません」(同)

 果たして山下は、『ブルーモーメント』を「水10」枠初のヒットに導けるだろうか。

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最終更新:2023/12/22 12:11
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