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旧ジャニーズ批判の上沼恵美子、関ジャニ∞に「一番輝いてる」「大好き」とラブコール

2023/11/02 16:48

サイゾーウーマン編集部

　関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞のあとはご自由に』（フジテレビ系、以下『あとごじ』）。10月30日深夜放送回では、タレントの上沼恵美子をゲストに招いたトーク企画「明日、引退します。」の前編が放送された。　

　上沼といえば、自身がMCを務めるニュースバラエティ番組『上沼・高田のクギズケ！』（読売テレビ）の9月10日放送回にて、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題について「最低」「恥さらし」「謝れ！」と糾弾。10月8日放送回では、パニック障害を理由に同2日に実施した会見を欠席した旧ジャニーズ事務所（現「SMILE-UP.」）前社長・藤島ジュリー景子氏について、「ズルいねん」「ほうて（這って）でも出て」などと発言したことで、ネット上で抗議の声が相次いだ。

　そんな背景もあることから、『あとごじ』出演が明らかになると、関ジャニ∞ファンからは「タイミングが悪すぎ」「誰だよキャスティングした人」などと不満の声が噴出。一方で、番組内で上沼は関ジャニ∞を絶賛したことから、ファンはさまざまな反応をみせている。

　上沼が登場したコーナー「明日、引退します。」は、「明日引退する」という設定のゲストに、関ジャニ∞がさまざまな質問をぶつけ、ゲストから伝えておきたい言葉を引き出す企画。番組冒頭、画面上には「収録日2023年9月5日」とのテロップが表示され、どうやら旧ジャニーズ事務所の1回目の記者会見直前に撮影されたようだ。

　スタジオに現れた上沼は「関ジャニ∞って、大ファンなので」とアピールし、「ほんとに変わらないよね？　みなさんは。礼儀正しくって、いっつも腰が低くて。私、そのへんは“あっぱれ”だと思っています。もう素晴らしいです」と5人をベタ褒め。

　そして、テーマの「引退」については「びっくりしました、リアルで」と語り、「3年前にラジオで言っちゃったのかな？　『引退します』って。あの、ちょっとむかついてたんでね」と当時を回顧。

　20年6月、お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太への“パワハラ”疑惑が浮上した上沼。梶原は当時レギュラー出演していた上沼の冠番組『快傑えみちゃんねる』（カンテレ、以下『えみちゃんねる』）と『上沼恵美子のこころ晴天』（ABCラジオ、以下『こころ晴天』）を突如降板した。

　この騒動が発端となり、1995年から25年続いた『えみちゃんねる』が打ち切りになった同7月、上沼は『こころ晴天』で「私、みなさんの“アレ”（意見次第）で辞めますよ」などと、芸能界引退を示唆する発言をしていたのだ。

　今回、上沼は「番組は終わって当たり前。でも、ね？　礼儀があるわけじゃないですか。“持っていき方”って言うんでしょうかね……」と“恨み節”がさく裂。また、21年からYouTubeチャンネル「上沼恵美子ちゃんねる」（11月2日現在、登録者数は43.5万人）で動画投稿を始めた理由については、「暇になったからよ」と断言。丸山隆平が「じゃあちょっと“パート”みたいな感覚？」と問うと、「パート、パート！」と同意していた。

上沼恵美子、関ジャニ∞は「みんな明るくしてくれて大好き」

　そんな上沼に対して、村上信五は、冠番組に区切りがついたタイミングで芸能界を「スパンと辞めることはよぎられたんですか？」と質問。上沼は「『もういいよ、出し尽くした。もう引き出しない、空っぽ』って3年前、思いましたね」と告白しつつ、引退を踏みとどまった理由として、「怒られるかわからへんけど、旦那見ててやな」と告白。

　テレビ局の局長まで上りつめるほど仕事人間だったという上沼の夫は、61歳で会社を辞め、ウクレレ、俳句、陶芸、農園など趣味を楽しむ生活を15年ほどしているそうだが、上沼いわく「趣味は趣味」「少し責任を担わないと、人間は、目の輝きがなくなる。これはもう見事に」「顔、態度、服装に出てくる」のだとか。横山裕は「やっぱ仕事しとかなダメだと思ったんですね」と上沼の心境を慮った。

　さらに、14歳で芸能界デビューした上沼は、「悲しいかな、芸能界しか知らん。そんな狭い世界で生きている人間は、本当にあかんな。人生長くなるとつらいな」「みんな若いからわからないと思うけど。すごいしんどいで、年いくと。そんな楽しいことなくなるねん」と正直に吐露。しかし、「還暦がすぎて諦めに入る。その“諦める力”を持てば、勝ちかと思ってる。それを持った人間が幸せなんやろうなと思う」とも持論を展開した。

　そして、横山がグループ最年長の42歳とわかると、「42か。これからやな！」と話し、40代からの20年が楽しいとアドバイス。「いまちょうど、（事務所に）下も入ってきてるんですよ、僕らって。で、上の方ももちろんいるし、体感としてはちょうど間にいる感じで……」と、事務所内では中間管理職の立ち位置にいると話す横山を、「一番輝いてるのよ、実は。上からもうらやましがられて、下からも羨望で。ほんとそうなの」と励ました。

　加えて、「本当にあなたたちはみんなを平和にしてくれて、和やかにしてくれて、明るくしてくれて大好きや！　みんな好きやで！」と、メンバーにラブコールを送ったのだった。

　こうした上沼の発言に、ネット上では、「何にもなかったら上沼恵美子の話とても良いんだろうなって思うけど、この収録の後ジャニーズ叩きまくってるからな……」「このあとにあの発言をした上沼恵美子さんの神経を疑う」といった意見もあるが、「礼儀正しくてみんなを平和にしてくれて大好きって言ってくれたのは本心だと思う」「5人を認める気持ちに嘘はないと信じたいな」と、関ジャニ∞への発言自体は好意的に捉える人もおり、ファンの反応はざまざまだ。

　そのほか、「会見前夜にこの収録があったことで、5人でやっていく気持ちが固まった面があるのかも」「どんなゲストが来ても、話されることを正面から受け止めながら学びに変えていく関ジャニ∞のホスト力さすが」との反響も寄せられていた。