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KinKi Kids・堂本光一ら現役ジャニーズ、“性被害受けてない”発言が波紋……風間俊介は称賛集めるワケ

2023/09/12 10:55
サイゾーウーマン編集部
KinKi Kids・堂本光一の画像
ブログに現役タレントとしての本音を長文で綴っていたKinKi Kids・堂本光一(写真:サイゾーウーマン)

 創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)による“性加害問題”を受けて、9月7日に記者会見を行ったジャニーズ事務所。これ以降、所属タレントがテレビ番組や公式モバイルサイト・Johnny’s webなどで自身の見解を述べているが、ネットユーザーからはさまざまな感想が寄せられている。

 ジャニー氏の姪である藤島ジュリー景子氏は、7日の会見で「2023年8月29日、特別チームによる調査結果と提言が公表されましたが、ジャニーズ事務所といたしましても、私・藤島ジュリー景子個人といたしましても、ジャニー喜多川に性加害があったと認識しております。被害者の皆様に心よりお詫び申し上げます」と説明し、謝罪。代表取締役社長を引責辞任し、9月5日付で少年隊・東山紀之が新社長に就任したことを発表した。

 これまでは“疑惑”にすぎなかったジャニー氏の蛮行を事務所側が正式に認め、東山新社長に至っては「鬼畜の所業」という強い言葉で断罪。動向を見守っていたジャニーファンだけでなく、多くのネットユーザーも衝撃に包まれた。

 会見翌日の8日夜、KinKi Kids・堂本光一はJohnny’s webの自身のブログで騒動に言及。まずは「発信しない=被害を受けたタレントという事では無いという点、非常に繊細なプライバシーのある話なので、他の所属タレント達へ憶測や言及もしないで欲しいこともご留意ください」(原文ママ、以下同)と前置きした上で、「はっきり申し上げれば自分は被害を受けていません」と明言した。

 さらに、ジャニー氏の性加害については「噂で耳にした事はありましたが、実際に被害に遭ったという話は先輩や同期や後輩から直接聞いたことはありません」「そういった話はやはり噂だと中にいる自分でさえ思っていました」と吐露。しかし、被害者が感じてきた恐怖などを踏まえて、「恩師だった彼への自分の思いも改めなければなりません」と率直な心境をつづった。

「事務所が会見を実施した後、現役タレントがここまできっぱりと“被害を受けていない”と主張したのは、彼が初めて。ジャニーズファンの間で大きな話題になりました。また翌日には、ジャニーズWEST・中間淳太がレギュラー出演する情報バラエティ『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(朝日放送)でコメント。現状、ジャニーズサイドは社名を変更しない方針であり、中間自身も存続には賛成だと表明しましたが、自身のグループには『ジャニーズ』が入っているだけに、複雑な思いを抱えている様子でした」(ジャニーズに詳しい記者)

 中間は、「性被害をもう誓って、一回も受けたことないです。嘘はつかないです。本当に(ジャニー氏から)指一本触れられたことがないので。その立場で言ってるからこそ、言えることであるとは思うんです。嫌な思い出が、ジャニーさんとはないからそう思うのかもしれない」と前置きした上で、「ただ、『ジャニーズ』っていう名前を見ただけで、嫌な記憶がフラッシュバックする方もスゴくいると思うし、世間一般の方の目で見ても、性犯罪者であることには変わりないので。ジャニーさんが」と悲痛な表情で発言。「社名を変えるべき」といった世間の意見にも理解を示している旨を明かした。

現役ジャニーズの「被害を受けてない」発言に厳しい意見

 なお、会見の中で「性加害を認識していたのか」と問われた際、東山社長は「うわさとしてはもちろん聞いておりました」「私自身は被害を受けたことはなく、受けている現場に立ち会ったこともなく、先輩たちからも後輩たちからも相談もなかった」と回答している。

 ジャニー氏からの性被害を訴えている「ジャニーズ性加害問題当事者の会」は、今月11日に開いた会見にて、こうした東山社長のコメントに言及。元ジャニーズJr.の大島幸広氏は「東山社長が『(性加害は)うわさ程度に聞いていた』と言ってしまえば、下の人間たちは『いや、僕はヤられました』とかは、たぶん言えないとは思うんですよね。強制的にそういう、言えない雰囲気が作られてるんじゃないかと私は思います」と自身の考えを語った。

「同じく元Jr.の中村一也氏も『この状況下において、現タレントの発言っていうのは、余計ゴタゴタすると思うので、その辺のコメントはしないほうがいいと思う』と話していました。おそらく、堂本や中間は“現役で活動しているジャニーズ全員が被害を受けたわけではない”と主張したかったのだと思いますが……」(同)

 ネット上でも、現役タレントのこうした言葉は波紋を広げており、「この件に言及する時、“自分は被害には遭っていない”という報告は必要ないと思う」「黙っている人は性被害に遭ったのでは? と詮索されるし、被害に遭っていたタレントは何も言えなくなる」「今後、被害に遭った方が声を挙げにくくなるから言わないほうがよかった」など手厳しい意見が上がっている。

罪のないタレントたちのことを思うといたたまれなくなる
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