いま振り返るジャニーズの“少年愛”報道【第3回】

「ユーも仲間にならないかい」――13歳を誘い犯した、ジャニー喜多川のパワハラと“行為”

2018/07/04 21:00

ジャニー氏に直接スカウトされた、その日から

saraba
『さらば!!光GENJIへ』(データハウス)

 ジャニーズ事務所所属タレントの、乱倫スキャンダルが止まらない。

 TOKIOの山口達也による女子高生への強制わいせつ事件の衝撃が冷めやらぬ中、NEWSの小山慶一郎、加藤シゲアキに続いて、同メンバーの手越祐也にも未成年女性との飲酒パーティーに参加していた事実が発覚。

 こうも立て続けに出てくるということは、要するに、これがジャニーズタレントの日常なのだろう。業界全体、いや社会全体がコンプライアンス意識を向上させている中、まるで彼らだけ時計の針が止まっているか、なんなら逆回転しているかのように、不祥事が繰り返されている。

 だが、そもそもが未成年へのホモセクハラ(※)から始まっているようなジャニーズ事務所の成り立ちを考えると、彼らに自浄作用を期待するのは無理だろう。

 前々回では、ジャニーズ初のアイドルグループ「ジャニーズ」の中谷良氏が著書『ジャニーズの逆襲』(1989年・データハウス刊)で行った、11歳の時に受けたジャニー喜多川社長によるホモセクハラ告発を紹介。前回は、フォーリーブスの北公次氏が『光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』(88年・同)で明かしている、ジャニー氏から受けたという陵辱行為の数々を紹介した通りである。

 この『光GENJIへ』は当時、大ベストセラーとなり、シリーズとして全10タイトルを数えることとなった。その中の1冊『さらば!!光GENJIへ』では、フォーリーブスの次にジャニーズでデビューしたグループ、ジューク・ボックスの元メンバー・小谷純氏とやなせかおる氏も、当時のジャニー氏より受けたホモセクハラ経験について、その詳細を語っている。

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