[ジャニーズ最新言行録]

TOKIO・松岡昌宏、King&Prince・高橋海人に「謝んなきゃ」——『TOKIOカケル』出演回を振り返る

2023/08/15 16:12
小沢由衣子(ライター)
TOKIO・松岡昌宏の画像
後輩にも素直に謝ることができる男(写真:サイゾーウーマン)

 TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)。8月13日放送回では、Kingand&Prince(以下、キンプリ)・高橋海人に詫びる場面があった。

 きっかけとなったのは、フリートークコーナーでのこと。松岡は、「こないださ、テレビ見ててさ。久々にジーンときたというか、ああそっか、もうそんな時間がたつのかと思ったんだけど」と前置きし、「『はなちゃんのみそ汁』って、皆さん、ご存じですかね?」とリスナーに問いかけた。

 『はなちゃんのみそ汁』とは、2012年に文藝春秋から出版された安武信吾さん、千恵さん、はなさんのエッセイ本。乳がんを患っていた千恵さんは当時5歳だった娘・はなさんにみそ汁の作り方を教え、08年に千恵さんが亡くなった後も、はなさんは母に教わったみそ汁を作り続ける――という家族の物語で、14年には『24時間テレビ37「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)内でテレビドラマが放送され、15年には映画化も果たしている。

 なお、7月25日放送の『DayDay.』では、安武親子を特集。松岡も同番組を目にしたようで、はなさんが今年成人を迎えたことに「ああそうなんだ、そんだけ月日が流れてるんだっていうのを感じるとともに、なんかその大きくなったはなちゃんを見て、すごいなって思って」としみじみコメント。

 さらに、「パパさんも若干ちょっと年取ってるわけじゃんか、一緒に時間すごしてるから。でもなんかね、いい年の取り方っていったらおかしいけどね、刻まれたシワの深さみたいなのも感じるんですよ」と話した。

 また、松岡は「(はなさんが)ずっと我慢してて言えなかった言葉がずっとあったんだけど。とてもシンプルなんだけど、要は、『お母さんに会いたい』って言葉なんですよ。それをはなちゃんがずっと心の奥にしまって言わなかったんだよね」と説明。

 「で、ある時に『お母さんに会いたい』って口に出してしまった瞬間に大号泣するんですよ。それを見たお父さんが、自分もやっぱりそうだったんだけれども、ずっと我慢して口に出さなかったと。なぜなら口に出してしまうと壊れてしまうと(思っていたから)」と、安武親子のエピソードを紹介した。

 松岡は、この信吾さんの話を聞いて「なるほど」「あるな、そういうことってたくさん」と思ったそうで、「親子に、俺たちは教えてもらってるなって気がするんですよ。日常でも確かに『これ口にしちゃうとダメだよな』っていうことってあるじゃない? あったりもするんですよ」とも熱弁。

 「はなちゃんが泣いたことによって、確かにそのとき壊れてしまったけれど。(2人が)また次のステップに進めてるような気がした」といい、「ダムがいっぱいになってぶっ壊れてしまう前に、少し放流することも大事なのかって思ったりもした」そうだ。

 「爆発するときってさ、リアルなダムもそうだけど、気づかないじゃんか。サインが出た時には遅かったりもするよね」と話すと、「コントロールはとても難しいと思うんだけどね。そうやって自分で一回泣いて放流することによって、その放流した隙間ができたら、また新しいこと吸収したりとか次のステップに移動できたりするのかなって」とも分析。

 「家族の一つの形」を見て、「自分に照らし合わせ、『こういうことあったな』とか、『俺もあの一言でぶっ壊れたな』『でもあん時言ってなかったらもっと壊れてたかもな』とか」と、我が身を考える機会になったという。

TOKIO・松岡昌宏、King&Prince・高橋海人に「謝んなきゃ」

 なお、松岡はこのVTRをお風呂の中で見ていたそうで、「めちゃめちゃ泣いて、めちゃめちゃスッキリしたもん(笑)」と告白。「『人前で泣くな』っていうふうに教育されて育ってるから、あんまり泣きたくないなとは思ってたり、こっ恥ずかしかったりするんだけど。1人でいる時はよく泣くね」と明かし、「こないだ、うちの『トキカケ』で、カイ(キンプリ・高橋)のこと、『お前泣き上戸だ』って言ってたけど。大概、うちらも泣き上戸だよね。だってうちら、けっこうテレビで泣いてるもんね(笑)」と大笑い。

 というのも、7月26日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ)に永瀬廉と共に出演した高橋は、昨年、ジャニーズ事務所のタレントが複数参加した食事会にて、松岡の前で大号泣したことを謝罪。自ら「泣き上戸」であると明かす場面があった。

 一方で、TOKIOも2月15日放送回に上戸彩がゲスト出演した際、子どもにまつわるエピソードで国分太一が泣き出すと、それにつられて松岡と城島茂まで涙していた。

 今回、松岡は「バカみたいだよね、国分さんの娘の話でみんなで泣いてたりとかすんじゃん。お前らも人のこと言えねえじゃねかって話だよね」と振り返り、「海人に謝んなきゃだよ」とも発言。

 そして、安武親子について話を戻し、「本当にあったかくなる、そして考えさせられる親子のお話でしたね」と語り、「これからいろんなことがまだ、待ってると思いますけど、なんかどんどんどんどん、壁にぶつかってくるだろうけど。その壁乗り越えて、はなちゃん頑張ってほしいなと思いますよ」とエールを送ったのだった。

 この日のトークを受け、ネット上では「はなちゃんのみそ汁の話って、『DayDay.』見たのかな」「もうマボちゃんの話だけで泣けそう」「泣き上戸ですねえTOKIOは(笑)。『海人に謝んなきゃ』って、ホントだわ」といった反響が寄せられていた。

小沢由衣子(ライター)

小沢由衣子(ライター)

ギャル系雑誌出身の編集兼ライター。カルチャー、芸能などが守備範囲。日々の癒しは漫画とサウナと激辛ラーメン。

記事一覧

最終更新:2023/08/15 16:12
マボの「カイ」呼び、ファミリー感ある
アクセスランキング