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『教場0』第6話、またも「脚本の雑さ」に視聴者困惑――視聴率は自己最低

2023/05/21 15:00
田口るい(ライター)
『教場0』第6話、またも「脚本の雑さ」に視聴者困惑――視聴率は自己最低
“あすなろ抱き”が一世を風靡した頃が懐かしい(写真:サイゾーウーマン)

 フジテレビ系月9枠にて放送されている木村拓哉主演の連続ドラマ『風間公親-教場0-』の第6話が5月15日に放送され、世帯平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。第5話の9.1%から0.8ポイントダウンし、自己最低となった。

 『教場0 刑事指導官・風間公親』『教場X 刑事指導官・風間公親』(ともに小学館)を原作に、主人公・風間公親(木村)の警察学校赴任前の前日譚が描かれる『教場0』。主演の木村のほか、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、9年ぶりのドラマ出演となる坂口憲二など、豪華なキャストも見どころといえる。

 しかし、世帯平均視聴率は初回こそ12.1%と好調だったものの、その後、右肩下がりに。今期ドラマの最新回においては、日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)や『特捜9』(テレビ朝日系)の視聴率を下回っている状況だ。

※以下、『風間公親-教場0-』第6話のネタバレを含みます。

 なお、第6話では、ゲストの筒井道隆が殺人事件の犯人である画家・向坂善紀役で出演。筒井と木村の月9枠での共演は、1993年放送の『あすなろ白書』以来、30年ぶりとなる。

 ネット上では、「このツーショットはエモい!」と懐かしむユーザーが続出。フジ側もこうした反応を狙っていたようで、劇中に登場したバス停には「翌檜(あすなろ)二丁目」と書かれていた。

 また、2021年放送のスペシャルドラマ『教場II』では、風間が謎の男に襲われ、右目を千枚通しで刺される場面があったが、今回の第6話で、その男は森山未來演じる十崎であると判明。放送後は、森山の鬼気迫る演技がネット上で話題となり、「演技力ありすぎて、マジで狂気感じた」「サイコパスキャラが似合ってた」と反響を呼んだ。

 一方で、殺人犯である向坂の不可解な行動に対し、疑問の声も目立つ。というのも、今回、頭部と両手首が切断された変死体が見つかる事件が描かれたものの、その理由に言及するシーンがなかったため、「なんで頭や手を切断したのか……。見落としたかと思って見直したけど、全然わからなかった」「ただの時間稼ぎなのか?」と困惑する視聴者も見られる。

 これまでも、脚本の雑さがたびたび指摘されてきた『教場0』。いよいよ最終回へ向けて佳境に入っていくが、視聴率の回復はあるだろか。

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田口るい(ライター)

田口るい(ライター)

HIPOHOP系音楽誌の編集部勤務を経て、フリーランスとしてエンタメ系やカルチャー系の記事を執筆。推しはSixTONESのジェシー。

最終更新:2023/05/23 09:27
『警視庁アウトサイダー』でも、あすなろ白書ネタあったな……
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