[連載]女たちの「煩悩部屋」ビフォーアフター

片付け専門家が写真で解説「ゴチャゴチャなオープンラック」整理術10選

2023/03/28 17:00
伊藤まき(収納ライター)

【ポイント6】積み重ねができる「前開き箱」が便利

スタッキングできる分別箱が便利(C)maki_organize

 写真は100均「ワッツ」の「のせのせストッカー」です。よく使う小物なら、種類別に分けて前開きの収納箱にまとめるとスッキリ。

 もっと細かくスリムに収納したい場合は、無印良品「ポリプロピレン収納ラック」や天馬「PRX ルームラック」がおすすめ。ほかにも、TB型ボックス、T型コンテナ、パーツボックス、ラックコンテナと呼ばれる「積み重ね箱」などもあります。

【ポイント7】取り出すことを考えて「見える平置き」にセット

ビニール袋から出しておくこと(C)maki_organize

 オフィスで一番使うのは封筒類。消耗品の多くは、手前や上から取っていくので、在庫の数をひと目で確認できる仕組みが正解です。封筒に限らず、消耗品は「見える平置き」収納にすると散らかりません。

【ポイント8】「枠」や「色」を使えば、場所が決まる

段ボール板を「枠」に見立てるも良し(C)maki_organize

 種類が多い消耗品は、取り出し時に迷いがち。目的のモノを1発で出すなら、「枠」で区別するのが親切。また、カラフルなペン、テープ、リボンなどや「色」で分けるのもおすすめ。家庭でも「取り出しやすさ」を考えることで、散らかりにくくなります。

【ポイント9】厚紙の「見出し」で種類分け!

見出しがないと散らかります(C)maki_organize

 同じA4サイズで使用目的の異なるモノを置く場合、「見出し」があると迷いません。段ボールの厚紙などを利用すると◎。多数の人が出し入れするので、すぐわかるように工夫します。家庭なら、食材、薬、趣味の整理などに見出しがあると、ゴチャつきにくくなります。

【ポイント10】最下段は同サイズの収納箱が便利

ラベルがない場合はプリント印刷で!(C)maki_organize

 基本的に、最下段は「重たいモノ」を入れます。入れる箱は同じサイズで揃えると便利。家庭なら、キャスター付きのコンテナボックスなどが◎です。

オープンラックのビフォー・アフター写真

モノをどかして出すから散らかる(C)maki_organize
モノを1回で出せれば散らかりにくい(C)maki_organize

伊藤まき(収納ライター)

伊藤まき(収納ライター)

収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。クリンネスト2級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。

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最終更新:2023/03/28 17:30
キレイにしてくれて感謝しかないです