スタッフは誰も指摘しなかった?

山崎賢人『アトムの童』、第3話の展開が「あり得ない」と物議―― 社運をかけたゲームなのに「○○してなかった」?

2022/11/06 15:00
サイゾーウーマン編集部
山崎賢人『アトムの童』、第3話の展開が「あり得ない」と物議―― 社運をかけたゲームなのに「○○してなかった」?
写真ACより

 10月30日にTBS日曜劇場枠で放送された山崎賢人主演のドラマ『アトムの童』の第3話。視聴率は9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、2話の10.6%から1.5ポイントダウンしたが、終盤の展開がネット上で「あり得ない」と物議を醸した。

 同ドラマは、山崎演じる若き天才ゲーム開発者・安積那由他が、倒産危機にある老舗玩具メーカー・アトム玩具とタッグを組んで、ゲーム業界の大資本企業と対決する姿を描く作品。

 第3話では、アトム玩具に依頼されたゲームの製作を順調に進めていた安積らだったが、アトム玩具が突然、融資金を銀行から即時返金するように求められて、倒産の危機に陥るというストーリーだった。

※本記事は、『アトムの童』第3話のネタバレを含みます。

「これは、アトム玩具と対立している大手IT企業・SAGASの社長である興津晃彦(オダギリジョー)の策略でした。その後、アトム玩具は起死回生の策として、投資家とゲームクリエイターをつなぐ大規模プレゼン大会に参加。この大会に出席した興津に『どうしてアトム玩具にこだわる必要があるのか』と問われた安積が、『俺はアトムのファンです。大ファンなんです』と熱弁し、会場から拍手が巻き起こるという展開になりました」(芸能ライター)

 そして、プレゼン大会の配信を見てアトム玩具に興味を持ったインド人資産家と、融資金の返済期限前日に面会することに。安積らはこのチャンスにかけようと意気込んでいたが、ある日パソコンを起動すると、これまで構築していたゲームのデータがすべて消えていた……というのがラストシーンだった。

「この展開に、ネット上では『一体誰の仕業なんだろう』と実行犯を探す声が上がる一方で、『ゲーム開発者なのに、データのバックアップを取ってないなんてことがあり得るの?』『さすがにリアリティがないと思う』『不自然すぎる』という声が多数飛び交いました」(同)

 なお、中には「バックアップを取っているか取っていないかは、まだわからない」「来週は『大丈夫、バックアップがあるから』って展開から始まるんじゃない?」と予想する意見も出ていたが、同ドラマの公式サイトで公開されている第4話のあらすじでは、「10日後までにゲームを復元できなければ、インド人投資家へのプレゼンに間に合わず、融資は到底受けられない」と書かれており、やはりバックアップは取っていなかったという流れで進んでいくようだ。

 TBS日曜劇場枠で放送されたドラマには、以前からこうした非現実的で不自然な展開が散見され、ネット上で指摘を受けてきた。

「有名なところでは、水中での捜査に特化した海上保安庁の組織・DCUの活躍を描いた今年1月期の『DCU ~手錠を持ったダイバー~』。第7話では、水族館に爆弾が仕掛けられたことが発覚し、DCUが爆発まで20分の猶予がある段階で現場に向かった際は“昼間”だったにもかかわらず、水族館に到着すると、日が暮れて夜になっていたんです。そのため、ネットユーザーは『タイムワープでもした?』『時間軸がめちゃくちゃすぎる』などと困惑していました」(同)

 『DCU』から2作品挟んだ『アトムの童』でも、展開に無理筋を感じた視聴者は多かったよう。第4話で、視聴者の不信感を払拭することができるのだろうか。

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最終更新:2022/11/06 15:00
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