Snow Man、JO1、LDH若手2組……タイで「売れる」グループは? タイポップス探検家が大分析!
――そういう意味だと、LDHの2組がタイで「武者修行」をするのは、成長過程を共有しようという狙いもありそうです。
山麓 タイでの生活をリアリティショー『New School Breakin’』という番組にして、YouTubeで配信することも決まっていますよね? これをタイのテレビで放送すれば、すごく視聴率がいいでしょうね。しかも、このプロジェクトのプロデュースを務めるF.HERO(エフ・ヒーロー)さんは、タイの音楽シーンも知り尽くしているし、日本の音楽にも詳しい方なので、2組をすごくいい方向に導いてくれるのではないかと思います。
――BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEとPSYCHIC FEVERの音楽面についてはいかがでしょうか?
山麓 タイではここ数年、ヒップホップがトレンドの一つ。それに加えて、J-POPの哀愁も感じるBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEとPSYCHIC FEVERの楽曲は、タイで売れる可能性が高いんじゃないかと思いますね。K-POPとはまた違う、「日本製のダンスポップ」として受け入れられたらいいな、と。
BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEは、「ラストダンスに BYE BYE」を聞いたんですが、今のタイのヒット曲と構造がすごく近いんですよ。イントロからの展開とか、キック(バスドラム)が強めなところとかが似ている。特にサビのメロディーは、そのままタイ語の歌詞を乗せてもしっくりきそうだと思いました。
PSYCHIC FEVERのほうは、さらにストリート感が強いですが、中には「Snow Candy」みたいなメロウな曲もありますよね。これもまた、タイの人がすごく好きなタイプの曲。テンポがちょっとゆっくりで、やわらかい雰囲気の曲っていうのは、タイの人の大好物なんですよ。