伊藤まきの「お片付けSOS」相談!

片付けのプロが実践する「コンパクト収納」12の技! キッチン・衣類・下駄箱まで“必ず”収納力アップ

2022/02/07 19:00
伊藤まき(収納ライター)

収納力アップのプロの技【4】入れ子式、スタッキングを選ぶ

グラスやお皿は「重なる」ほどコンパクト!(C)maki_organize

 入れ子式にできるのが、キッチンの水切りボウル、ザル、保存容器です。取っ手が取れる鍋・フライパンを愛用している方は、わかりやすいと思います。カタチがバラバラなほど、場所を奪うので「重なる」モノが便利。カタチが揃わないと、取り出す時に崩れやすいので散らかる原因になります。お皿やグラスは、入れ子式に似た「スタッキング式」が理想的。使用頻度が低いわりに、場所をとりすぎる“ワイングラス”が良い例です。

 コチラで、入れ子式鍋のメーカーを紹介しています。

プロの技【5】凸凹したガラス蓋を、やめる

【Before】かさばる、入れにくい、割れやすい(C)maki_organize

 ガラス製の「お鍋のふた」を持ちすぎていませんか? フライパンや鍋に付属するガラスぶたが、調理道具の収納スペースを奪います。取っ手の凸凹だけでも、数センチの幅。それに、割れたら面倒です。

【After】隙間収納ができて、コンロ周りに吊るすこともできます(C)maki_organize

 代わりに、1枚で3種の鍋サイズに対応できる、万能ぶたがおすすめです。

 写真上は、カインズの「ステンレス製ガラス窓付きフライパンカバー」 。たった2枚で6種のサイズに対応できます。取っ手も折り畳めるので、数センチの隙間でも収納できます。ほか、イケアのシリコン製の蓋「クロックレン」もおすすめです。どちらも食洗機OKなので便利です

プロの技【6】使用頻度の低い保存容器(大)をやめる

牛乳パックよりデカイ(保存容器500mLサイズ)(C)maki_organize

 写真上は、滅多に使わない大型保存容器(500mL以上)です。何も入っていないのに、大きく場所をとるので、うんざり。大量に作った煮込み料理や、他所様に家に料理を持ち寄るときに使う容器ですが、「洗って返却してもらう」手間も嫌になりました。

保存容器から、アイラップ・ペットボトルへ移行!

アイラップだから、温めも湯煎にかけるだけ!(C)maki_organize

 「アイラップ」と「ペットボトル」で、大型容器の代用ができます。半分に切った「ペットボトル」を土台に、アイラップをかぶせて汁物を流し入れるだけ。持ち運びもコンパクトで、冷蔵庫のドアポケットにも保存できます。洗い物も減るので一石二鳥、おすそ分けやシェアも気軽にできるようになりました。