カルチャー
[女性誌レビュー]「婦人公論」2022年2月号

三田佳子、人生初「やよい軒」の感激を語る! 「婦人公論」幸運特集に漂うのは自己啓発セミナー感?

2022/01/25 18:30
島本有紀子(ライター)
「婦人公論」2022年2月号(中央公論新社)

 リニューアルした「婦人公論」(中央公論新社)の一発目、2月号が発売中です。これまで月2回の刊行だったのが月1に減り、文字も大きく読みやすくなり、お財布と老眼により優しく進化しました。

 スピリチュアリスト・江原啓之の新連載「『幸せぐせ』を身につけよう」もスタートし、高齢化社会にますますピントを合わせてきた「婦人公論」。さっそく中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎中園ミホ×三田佳子 試練と向き合った先に豊かさは待っている
◎明日へのやる気を生む部屋づくり3つのポイント
◎読者体験記 思わぬラッキーが舞い込んだ

三田佳子、初「やよい軒」で感激

 今号の特集は「自分史上、もっとも幸運な一年に」。序文には「ハッピー」「運」「引き寄せ」「前向き」「笑顔」と漠然としたポジティブ・ワードが並んでおり、怪しげな自己啓発セミナー感が漂っていますが、その特集のトップを飾る脚本家・中園ミホと女優・三田佳子の対談「試練と向き合った先に豊かさは待っている」から見ていきましょう。

 人気脚本家の中園氏。前職は占い師(現在も有料占いサイト『中園ミホ 女の絶対運命』を主宰)ということで、三田を鑑定していきます。「三田さんには、『食神』という食べ物の神様もついている」と占うと、三田は「そういえば」と、“最近「やよい軒」に初めて行った”エピソードを語り出します。

 さすが大女優、全国チェーンとは知らなかったそうで、「機械で食券を買うのも面白かった」「新しい経験をすると嬉しくなりますね」とのこと。やよい軒との巡り合いが「食神」のおかげかどうかはわかりませんが、やよい軒にこれほど感激できるというのは、確かに幸せの秘訣かもしれません。

 さらに中園氏は、「『この人にあやかりたい』という方の舞台や映画を観に行ったり、書いた本を読むだけでも運気が流れ始める」「お金持ちから財布をもらうと金運ももらえます」など開運法を紹介。スピリチュリストな一面を存分に見せ、瀬戸内寂聴さんの後を継いで「婦人公論」三大ミューズ(ほかは美輪明宏、江原啓之)入りする片鱗をのぞかせているようでもありました。

風水と田舎の母のアドバイスの違いとは……

 続いて見ていくのも特集内の「明日へのやる気を生む部屋づくり3つのポイント」。“人気風水師”で“開運ライフスタイルアドバイザー”である愛新覚羅ゆうはん氏が、「運のいい部屋づくり」のポイントを風水の観点から解説しています。

 いわく、“寝室は蛍光灯より間接照明がいい”“パジャマは天然素材のものを”、“玄関はスッキリと片付けておく”“生ゴミは長く放置しないように”、“お風呂ではボトルのぬめりや抜け毛の放置NG”など――。田舎の母が言っていたことに似ています。風水とは基本的な生活態度を良く保つ、ということなのかもしれないと考えさせられます。

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