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[ジャニーズツッコミ道場]

ジャニーズJr.「少年忍者」は、健全な“教室の風景”そのもの! ジャニオタを癒やす深い魅力

2020/05/04 20:37
南山ヒロミ
まさかのキャメロン発見

 新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が延長となり、外出自粛がまだまだ続くことになった。そうした状況下でも仕事を続けなければいけない人々はもちろん、家で自粛を続ける人たちもまた、ストレスや疲れが溜まってきている。

 そんな今こそ、“ジャニオタ的癒やし”として最もお勧めなのが、ジャニーズJr.内ユニット「少年忍者」だ。

 これまでも当コーナーで何度か彼らの魅力を記してきたが、外出できない今、我々には有り余るほどの時間がある。ジャニオタに限らず、オタクというものは本来、事務所や広告代理店、レコード会社などといった大人たちが勧めてくる“モノ”にはあまり興味がない。なぜなら、自分の目で勝手に好きなモノを選びだし、「オレだけの〇〇」を見つけたいからだ。そして、それらに関連する全て――性格や趣味、特技、人間関係などを、まるで枝葉が広がっていくように続々と調べていくのも大好き。

 そこでありがたいのが、少年忍者の多人数具合。現在、中学2年から高校卒業1年目までの計22名という大所帯だ。彼らと同世代のファンであれば、1クラスより少なめ、親世代であれば同じクラスの男子の人数分ちょうどくらいだろう。

 ジャニーズに興味がない層からは、10人でデビューしたHey!Say!JUMPも「人数が多すぎて、顔と名前が覚えられない」と長年言われ続けてきたが、オタクの情報処理能力をナメてもらっては困る。むしろ、このくらいの人数がいてこそ、腕が鳴る、覚え甲斐があるというものだ。

 彼らのパフォーマンス力の高さを知るには、やはり『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)を見るのが手っ取り早い。Jr.内でも、「Jr.SP」の中村浩大と並び、歌唱面でトップレベルにある北川拓実を筆頭に、ヴァサイエガ渉、川崎皇輝、内村颯太など(あまり知られていないが鈴木悠仁も)、高音から低音まで音の幅が厚く、大人数で歌が揃っていてユニゾンが美しい。

 また、アクロバットは、やはり若手Jr.ではトップレベルにある安嶋秀生を筆頭に、ヴァサイエガ渉、檜山光成、青木滉平、長瀬結星、稲葉通陽、川崎星輝など層が厚い。22人中半数以上が軽やかにアクロバットをこなすという、まさに「忍者」集団なのだ。

 ダンスでは、嵐・松本潤に「エモい」と言われた織山尚大を筆頭に、元木湧、安嶋秀生、内村颯太などが目立つが、全員がとにかくシャカリキに踊るし、動きがよく揃っている。

 「少年忍者」による大人数パフォーマンスの魅力は、単にこうした個々のスキルの高さではなく、「きっちり揃える」中にも「自分が一番目立ってやるぞ!」という意欲を持っている子が多いところにある。スキル重視のファンを指す「スキル厨」という言葉があるが、自分は「スキル厨」ならぬ「稽古厨」の部分があるため、くるくるとフォーメーションが変わり、ソロやコンビ歌唱が入り、アクロバット隊が華麗に縦横無尽に駆け抜けていく様子を見ると、彼らの稽古量が尋常でないことがよくわかり、それだけで、胸がいっぱいになりそうだ。

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