カルチャー
いつになったら供給が追いつくのか

ハンドメイド品販売サイト「Creema」、布マスク出品合戦に! 店頭での“マスク買い占め”は意外な実態明らかに

2020/04/07 11:00
昼間たかし(ひるま・たかし)
westi / Stock / Getty Images Plus

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中で、安倍晋三首相が打ち出した奇策は、全国5000万超の世帯に、布マスクを2枚ずつ配布するというものだ。ネット上では、「一世帯にマスク2枚って意味ある?」「布マスクの配布に莫大な税金が使われるなら、現金を給付してほしい」などと疑問や不満の声が広がり、発表されたのが4月1日だったこともあって、「エイプリルフールの冗談じゃないよね?」などと、一部では、ネタ扱いされながら批判を浴びている。

 不織布の使い捨てマスクは、国内はもちろん、中国からの輸入再開も相まって、供給量こそ増えているが、高まり続ける需要に追いつかず、マスク不足は一向に解消する気配がない。特に巷では、使い捨てマスクが常に品薄状態。地域によっては、口コミでドラッグストアやスーパーなどでのマスクの入荷サイクルが広まり、決まった曜日になると朝から店頭に行列ができるという現象が起きているようだ。筆者も、どんな人が並んでいるのかと何度か店頭まで様子を見に行ってみたのだが(筆者はまだストックがある)、ネット上で騒がれているような“買い占め”をはたらく高齢者は意外と少ない。マスクの予備がなくなって不安になった主婦、あるいは休校中の中高生が家族に代わって並んでいる様子だった。

 そうした中で、並んでいたある高齢者に話を聞いてみると……。

「うちの息子や嫁は、働きに出ているから買いに来るのは無理。親戚も手持ちのマスクが少なくなった不安で電話をしてくるし。暇な私が並ぶしかないよねぇ」

 この日に入荷したのは、7枚入りの使い捨てマスクが10個ほど。1家族・グループにつき1点のみの個数制限が設けられていたが、マスクを求める人で行列ができており、人の数は100人をとっくに超えていた。

 マスク不足の中で使い捨てマスクを入手できるかどうかは、タイミングはもちろん、家族の有無や地域のネットワークにつながっているかが関係しているように思える。単身世帯だとか、社会的に孤立気味の人は、周りに頼れる人がいない分、マスクを入手できる確率は低くなるからだ。

 さらに、マスクの有無で無用なトラブルも発生している。

「うちは夫婦とも、まだリモートワークにならないし、使い捨てマスクも残りわずかになったので、不安ですが、出勤の時以外はマスクを使わないようにしています。ところが、マスクをしていない時に自宅マンションのエレベーターで下の階の家族連れと鉢合わせになってしまって……えらい剣幕で怒られましたよ」(都内の30代会社員)

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