インタビュー

「ニノに裏切られた」嵐・二宮和也と伊藤綾子に失望……苦しむファンに、臨床心理士が助言

2019/11/16 16:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
「おめでとう」と言えないファンは多い……

 11月12日、嵐・二宮和也が、元フリーアナウンサー・伊藤綾子と結婚を発表したことで、多くのファンに動揺が広がっている。2016年、「女性セブン」(小学館)によって初めて交際が報じられ、その直後、伊藤が自身の有料ブログに2人の親密関係を“匂わせる”投稿を繰り返していたことが発覚。以来、伊藤は嵐ファンから敵視されるようになり、今回の結婚発表に際しては、ネット上に「なぜ相手が綾子なのか」といった絶望の声が噴出した。

 また、現在、2020年末にグループ活動休止を控え、精力的な活動を行っている最中での結婚発表だっただけに、一部ファンから「なぜこんな大事な時期に」「活休まで待てなかったのか」といった指摘も飛び交うこととなった。

 このような背景から、二宮の結婚を「到底受け入れられない」というファンは少なからずおり、SNS上には「ニノのことをずっと好きでいたいのに、嫌いになりそう」といった悲痛な思いが散見される状況だ。ファンは、こうした複雑な心理状況を、どのように克服していけばいいのか――今回、神奈川大学心理相談センター所長、人間科学部教授である臨床心理士の杉山崇氏に助言をいただいた。

「ニノに裏切られた」「綾子にマウントを取られた」ファンの心理状況

 まず杉山氏は、結婚発表を受け、混乱するファンの心理状況について、2つの点を指摘する。

「ファンの方はいま、『二宮さんに裏切られたような心理』『伊藤さんに“マウント”を取られたような心理』を抱えているのではないでしょうか。まず前者に関してですが、具体的に言うと、『活休までの間に、ニノとまた新しい思い出を作ろう』と楽しみにしていた気持ちを台無しにされた……といった“裏切り”を感じているのではないでしょうか。たとえるならば、母親や父親と、一緒に遊ぶ約束をしていたのに、『ごめん急に仕事が入った』と約束を破られてしまったときの子どもの気持ち。『お母さん、お父さんなんて嫌いだ!』と腹を立てる一方、『本当は一緒に遊んでほしかった』という思いがあるため、二宮さんに対し、『ずっと好きでいたいのに、嫌いになりそう』と相反する気持ちを抱くのでしょう」

 また、この裏切られたような心理には、二宮に対する「こんな人とは思わなかった」という感情もあるのではないかと杉山氏。デビューから20年間、ファンを喜ばせてきた二宮に、「これからも私たちを喜ばせてくれるはず」といった期待を抱いていたものの、それを裏切られたという心理なのかもしれない。

「一方で、伊藤さんに対する『マウントを取られたような心理』についてですが、ファンにとって二宮さんは、ある意味『収穫物』であったわけです。それを横取りされ、マウンティングされたような心理なのではないでしょう。そもそも伊藤さんの“匂わせ”ブログこそが、まさにマウンティングの心理の表れであり、それを受けたファンが、マウントを取り返そうとしていた矢先に、結婚が発表されて再びマウントを取られてしまった。ファンは、大きな屈辱感を与えられたと思いますし、伊藤さんに攻撃的な心理を抱くのは、致し方ないようなことであると感じますね。ただ、一般的に怒りに近い感情は衝動性が高いとされ、数カ月単位ではありますが、『時間がたつにつれて抜けていく』傾向はあります」

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