芸能
努力は画面越しにも伝わってくる……

「20kg以上増量で別人に」「見る目が変わった」役者魂で称賛を浴びた俳優3人

2019/03/23 15:00
立花はるか
『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)公式サイトより

 芸能界では、「ゴリ押し」や「親の七光り」で、メディアから注目を集める俳優が数多くいる一方、自らの努力や才能が多くの人に認められ、称賛を浴びる俳優も存在する。その一人が菅田将暉だ。

「2019年3月10日に最終回を迎えた『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)に主演した菅田将暉。最終回は自己最高視聴率となる15.4%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録し、まさに有終の美を飾りました。若者世代から絶大な支持を得た本作ですが、実は菅田、病に蝕まれる役柄のため、ストイックに食事制限をしていたそう。11日深夜に放送されたラジオ『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の中で、10kg弱減量したことを明かし、ドラマ終了後に『ラーメン二郎』に行ったことも告白。撮影中は二郎系の動画などを見て、撮了後のラーメンをモチベーションとして食事制限を乗り切ったといい、ネットからは、『3カ月で10キロ減すごすぎる! 本当に泣けた』『ものすごくゲッソリしていた。目標を達成することは素晴らしい』『ストイックすぎる』という称賛の声を集めました」(芸能ライター)

 また、三浦春馬はブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』に出演した際の役作りを明かし、絶賛を博した。

「三浦は18年12月7日放送の『あさイチ』(NHK)に出演。『キンキーブーツ』ではドラァグクイーンとして、ミニスカートにハイヒール姿で歌い踊った三浦ですが、13年に同作をブロードウェイで観劇していたといい、『日本でオーディションの機会があったら、絶対に勝ち取りたい』と心に秘めていたそう。見事、役を勝ち取った暁には、セクシーさを追求するため、上半身や脚を鍛えたことを告白。また、劇中履いている15cm以上のハイヒールについては、稽古前から家で掃除機をかけるときも履いていたといい、そのストイックな努力に、ネットからは『歌えて踊れる俳優だと思わなかった!』『役者魂! 見る目が変わった!』『ここまで極めると、清々しくて拍手を送りたいです』というコメントが多く寄せられました。俳優として、三浦を再評価するネットユーザーが続出しましたね」(同)

 また、演技力に定評のある松山ケンイチも、16年11月公開の映画『聖の青春』での役作りが反響を呼んだ。

「同作で、天才棋士といわれながらも、膀胱がんのため29歳で早逝した村山聖棋士を演じた松山。生前の村山棋士を忠実に再現するため、20kg以上増量するという過酷な役作りが話題になりました。松山は完成披露試写会で『台本を読んで心が揺さぶられた。村山さんの生き方が好きになっちゃって、この人のためなら全てを捨てられると思った』と熱く語るほど、作品に強く入れ込んでいました。ネットからは、『村山の表現に、挑戦する姿に驚愕』『役の作り込みが、素晴らしく本人のよう』『体形のコントロールで別人のようになった。まさにプロ』という感動を呼びました」(同)

 一般人の想像をはるかに超える、俳優たちのストイックな役作り。不祥事などのニュースばかり取り沙汰される昨今、日本の芸能界に一筋の光が差し込むようなエピソードとなった。
(立花はるか)

最終更新:2019/03/23 15:00
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